326: Robert Palmer / Addicted To Love

『ライヴ・アット・ジ・アポロ』という名のライヴアルバムは何枚もあり、10代の頃に聴いたホール&オーツの作品とかは思い入れもありますが、ここでは2001年にリリースされた、ロバート・パーマーの作品をチョイス。
リリースは2001年ですが、実は1988年のライヴ録音された作品で、アルバムでいうと『HEAVY NOVA』リリース後という時期でした。
当然、同アルバムの収録曲が中心ではありますが、大ヒットした前作『リップタイド』からのシングル曲も多数収録されています。
ラストナンバーは、やはり『リップタイド』収録曲で、彼にとって唯一のUSナンバー1(UK5位)となったこの曲でした。
この曲が大ヒットした理由、それはズバリ、このMVでしょう。
みんな同じ顔に見えてしまうほど濃いメイクの長身モデル5人からなる「エア・バンド」をバックに従えて、ただ歌うだけという、安直極まりない内容ですが、一度見たら絶対に忘れないという意味では宣伝効果抜群で、最高の「プロモーション・ヴィデオ」でした。
この曲、ギターでアンディ・テイラーが参加していて、ベースは(プロデューサーでもある)バーナード・エドワーズ、ドラムがトニー・トンプソンなので、ほぼパワー・ステーションといえるメンバー(ジョン・テイラーが抜けただけ)でした。
しかし、まあ、長身のモデルが背後に並ぶと、スタイルの違い(特に顔のデカさ)が際立つので、出来ることなら、このシチュエーションは避けたいと思ってしまいます。

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