678: ピチカート・ファイヴ / ロックン・ロール

タイトルに「ロックン・ロール」が入った曲は数多くありますが、それらの中で、曲自体が一番ロックン・ロール「っぽくない」のは、おそらくこの曲でしょう。
ピチカート・ファイヴが1993年にリリースしたアルバム『ボサ・ノヴァ2001』のオープニングを飾ったこの曲、曲のタイトルはロックンロールですが、曲調はアルバム・タイトル通りのボサ・ノヴァでした。
このあたりのひねくれ加減は、いかにも小西康晴氏らしいところです。
このアルバムからシングルカットされた「スウィート・ソウル・レヴュー」が棒化粧品のCMタイアップとなったことで、バンドの知名度が一気に高まりました。
当時20代前半だった私にとっては、まさに青春時代の思い出と言える作品です。

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