698: The Clash / Remote Control

ザ・クラッシュの『白い暴動』は、それこそ何回聴いたか数えられないほど聴いた作品です。
ストレートなパンク・ロックではあるのだけれど、古典的なロックンロールやレゲエからの影響を強く感じさせる、そんな絶妙のバランス感が好きでした。
アルバムの2曲目に収録されたこの曲も、ポップなロックンロールで、大学生の頃、バンドでコピーしていたことを思い出します。
ミック・ジョーンズのか細い高音と、ジョー・ストラマーの野太い低音という、個性のまったく異なるヴォーカルが交互に聴けるのもポイントです。
レコード会社がこの曲を勝手にシングルリリース(UK52位)したことに、バンドが強く反発したことから、「労働者階級の反骨精神」を象徴することとなった曲でもあります。
もっとも、ジョー・ストラマーの父親は外交官で、彼はバリバリのミドル・クラスなのですが。

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