219: The Undertones / Teenage Kicks

ジョン&ヨーコやU2が歌った「血の日曜日事件」が起こったロンドンデリー出身のバンド、アンダートーンズ。
1978年のデビューから1983年に解散するまでの間に、アルバム4枚とシングル13枚をリリースしていますが、このデビュー曲のインパクトを超えるものはないように思います。
1977年にバンドはこの曲のデモテープをレコーディングし、レコード会社に送るものの、良い反応はゼロ。
ただ、BBCラジオ1のDJ、ジョン・ピールだけはこの曲を気に入り、自らの番組で放送します。そして、彼の協力で、サイアー・レコードからデビューし、UK31位のヒットとなります。
この曲、一聴して分かるように、とにかくシンプルでストレート。「若者の初期衝動を表現した音楽」というのは、こういう音楽のことを言うのでしょう。そこに畳みかけてくる、切ないメロディとコーラスの合わせ技。反則級です!
ジョン・ピールは、2004年に亡くなるまで、この曲を生涯のフェヴァリットソングとして挙げていたと言います。
自分にとって、そう言える曲って何だろう...ちょっと迷いますね。

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