220: Teenage Fanclub / Everything Flows
ティーンエイジ・ファンクラブは、1989年にスコットランドで結成されたバンドです。
2ndアルバム『バンドワゴネスク』や、4thアルバムの『グランプリ』等が代表作に挙げられますし、実際名作ですが、ここはあえて、1990年リリースのデビュー曲であるこの曲を取りあげたいと思います。
タイトルは、哲学風に言えば「万物は流転する」。ノイジーなギターを従えて歌われる歌詞は、「僕はどこへ向かえばいいのか分からない」という何とも虚無感漂う内容。
同じデビュー曲でも、ズバッと歌い切った昨日のアンダートーンズとは、ある意味、真逆です。
ただ、その裏には、どちらに流されようとも人生は続いていくし、どんな状況でも前向きに生きていこう、というメッセージが隠されているようにも思います。
実際に彼ら自身、セールス的に良い時期も悪い時期もあり、メンバーチェンジも何度かありましたが、結成から32年過ぎた現在まで、一度も解散することなく活動を続けています。
それにしても、『バンドワゴネスク』から、もう30年が過ぎたとは．．．歳取るはずです！
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