365: The Beatles / Eleanor Rigby 8 Shiny_Shin 2022年1月3日 23:50 よく「ビートルズがポピュラー・ミュージックを変えた」と言われますが、その変えたことの1つに「バンドなのに、メンバーが誰も楽器を演奏していない曲がある」ことが挙げられると思います。昨日の「シーズ・リーヴィング・ホーム」も、ポールとジョンが歌っているだけで、演奏はすべて外部のミュージシャンによるものでした。ジョージとリンゴは参加すらしていないというのも、すごい話です。そういう曲の代表として挙げられることが多いのが、1966年にリリースされたアルバム『リボルバー』収録のこの曲です。演奏は外部ミュージシャンによる弦楽八重奏で、メンバーは、ポールがリード・ヴォーカル、ジョンとジョージがハーモニー・ヴォーカルで参加しているのみです。曲もポピュラー・ミュージックっぽくないですが、歌詞もかなり変わっていて、孤独な老人の行く末について歌っています。かなりの異色作ですが、シングルリリースされ、UK1位/US11位というヒットを記録しています。UK1位を獲得していたのはちょっと意外ですが、「イエロー・サブマリン」との両A面でリリースされたということが大きいような気がします。(ちなみに、USでは各面別々にチャートインし、「イエロー・サブマリン」は最高位2位)今となっては、ロック・バンドがストリングスを導入することは珍しくありませんが、ストリングスのみというのは、そんなに多くないような気がします。このあたりも、ビートルズがいかに前衛的であったかを示しているように思います。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #音楽 #動画 #ビートルズ #リボルバー #アヴァンギャルド #イエロー・サブマリン #エリナー・リグビー #弦楽八重奏 8