207: John Cale / Hallelujah

レナード・コーエンの曲で、最も多くカヴァーされているのは、多分この曲だと思います。
オリジナルは、1984年リリースのアルバム『Various Positions』に収録されており、シングルカットもされています。ただ、そこまで大きな話題になるということは、当時ありませんでした。
転機となったのは、1991年にリリースされた、彼のトリビュート・アルバム『I'm Your Fan』収録の、ジョン・ケイルによるこちらのカヴァー・ヴァージョンでした。
ピアノの弾き語りで切々と歌われるこの曲は、神々しさすら感じさせる独特の世界を生み出しており、高い評価を得ました。映画『バスキア』でも使われていました。
彼のヴァージョンを聴いたジェフ・バックリーは、1994年のアルバム『グレース』でこの曲をカヴァーし、こちらも名演として非常に高い評価を得ています。

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