413: David Bowie / Let's Spend The Night Together

ディーヴォの「サティスファクション」は、原曲からかけ離れたカヴァーでしたが、ストーンズによるオリジナルのイメージが強すぎるので、ある意味仕方がないように思います。
ストーンズの曲を比較的ストレートにカヴァーした例として、真っ先に思いつくのが、デヴィッド・ボウイのこの曲。
1973年にリリースされた『アラジン・セイン』に収録されていました。このアルバムは、ボウイにとって初のUK1位を獲得します(USは17位)。
軽快なアップテンポの小気味いいロックンロールですが、マイク・ガースンの弾くピアノがちょっと不気味な不協和音を奏でていて、独特の雰囲気を醸し出しています。
アルバム中、この曲だけがカヴァーですが、全く違和感がないのは、このピアノ・サウンドの貢献が大きいと思います。
それにしても、『ハンキー・ドリー』『ジギー・スターダスト』『アラジン・セイン』と、この時期のボウイは文句のつけようがありません。

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