769: The Rolling Stones / Child Of The Moon

「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」でルーツ・ロックに回帰し、ファンから支持されたストーンズでしたが、シングルB面に収録されたこの曲は、サイケデリック・ロックの残り香を感じさせるサウンドでした。
では、評価が低かったかというと、全くそんなことは無く、むしろ「B面にしとくのはもったいない」という評価を受けています。
B面曲のクオリティが異常に高かったビートルズに比べ、ストーンズのB面曲が話題に挙がることはほとんどないだけに、余計に際立ちます。
それにしても、この曲が高評価になるということは、サイケ期のストーンズの評価が低い理由も、サイケに挑戦したことが悪いんじゃなくて、単に作品の平均的なクオリティが(他の時期と比較すると)イマイチだったということなのかも知れません。実際、サイケ期にも名曲はあるわけですし。

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