182: Cream / White Room

ローリング・ストーンズ同様、エリック・クラプトンも活動期間の長いミュージシャンですが、個人的に一番好きなのはクリーム時代です。
彼らが1968年にリリースした3rdアルバム『Wheels of Fire』(UK3位/US1位)は、1枚はスタジオ録音、もう1枚はライヴ録音の2枚組で、プラチナディスクを獲得した、初の2枚組アルバムとなりました。
一般的には「クロスロード」を含むライヴ盤の方が話題になることが多いような気がしますが、実験っぽい試みを色々と盛り込んだスタジオ盤の方が、聴いた回数は多い気がします。
アルバムのオープニングを飾ったのは、ベースのジャック・ブルースが書いたこの曲。ヴォーカルも彼で、UK28位/US6位のシングルヒットになっています。
クラプトンによるギターのオーケストレーション(オーヴァーダブ)と、ジンジャー・ベイカーの叩くティンパニが、いかにも「この時代のロック」というサウンドを生み出しています。
ちなみに、クレジットでは、プロデューサーのフェリックス・パパラルディがヴィオラを弾いていると記載されていますが、どの音か、正直良く分かっていません。
2年強という短い活動期間で解散していますが、史上最強のロック・トリオの代表格として、これからも語り継がれ、聴き継がれていくグループであることは間違いありません。

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