415: Jan & Dean / Surf City

「サフラジェット・シティ」の「Suffragette」という単語、この曲以外で見たことがないですが、「女性参政権運動家」という意味らしいです。
で、ガラッと変わって、「シティ」つながりでこの曲をチョイス。
ジャン&ディーンが1963年5月にリリースしたこの曲、同年7月にUSナンバー1を獲得します。いわゆる「サーフ・ソング」がUS1位になるのは、この曲が初めてでした。
この曲、ブライアン・ウィルソンとジャン・ベリーの共作なのですが、面白いエピソードがあります。
あるパーティーで、ブライアンはピアノで「サーフィン・U.S.A.」を弾き、ジャン&ディーンの2人に聴かせます。気に入った2人は「シングルにしたい」と申し出ますが、ビーチ・ボーイズで出すつもりだったブライアンは断ります。
代わりに、まだ途中までしか書いていなかったこの曲を聴かせると、未完成部分をジャンが書き足して完成させ、そしてこの曲が誕生します。
「サーフィン・U.S.A.」はUS3位なので、この勝負はジャン&ディーンの勝ちとなりますが、その後の活躍では、圧倒的にビーチボーイズに軍配が上がります。

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