205: The Trade Winds / New York's A Lonely Town 12 Shiny_Shin 2021年7月26日 22:43 アルバム『リンゴ』からは、USナンバー1シングルが2曲続いた後、「オー・マイ・マイ」がシングルカットされ、US5位のヒットとなっています(UKではリリースなし)。この「オー・マイ・マイ」はヴィニ・ポンシアとリンゴの共作なのですが、ヴィニ・ポンシアと言えば、絶対に取り上げたいのが、トレイド・ウインズ名義でリリースしたこの曲です。彼は、ピート・アンダースとソングライター・コンビを結成し、フィル・スペクター門下で発表していましたが、1965年に書いたこの自信作を、スペクターがリリースを拒否したことがきっかけとなり、スペクター門下を離れます。そして、自ら録音してリリースしたこの曲が、US32位のヒットとなります。幾重にも重ねられたコーラスと分厚いエコーの掛かったサウンドは、どこから聴いても「ウォール・オブ・サウンド」。当時のスペクターの影響力が強烈であったことをうかがわせます。この曲を含むアルバム『Excursions』は、ドリーミーなポップスが詰まった作品で、個人的にはもっともよく聴くソフトロックの作品です。ちなみに、アンダース&ポンシアは、1967年にはイノセンス名義でアルバム『イノセンス』をリリースしており、こちらもソフトロックファン必聴の作品となっています。 #音楽 #動画 #山下達郎 #ソフトロック #イノセンス #ヴィニ・ポンシア #デイヴ・エドモンズ #トレイド・ウインズ #ニューヨークは淋しい町 #ピート・アンダース #アンダース・ポンシア #エクスカーションズ 12 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート