042: Nirvana / All Apologies

1994年4月5日、カート・コバーン自殺、享年27。
このショッキングなニュースが伝えられた日、私は大学院の入学式でした。式のことはほとんど何も覚えていませんが、カートの死を知った時の驚きは今も記憶しています。
遺書には、ニール・ヤング「Hey Hey, My My」(厳密には「My My, Hey Hey」)の歌詞から引用された「It’s better to burn out than to fade away」が書かれていました。
死後最初にリリースされた作品『MTVアンプラグド』の「All Apologies」を聴いていると、「消え去るくらいなら燃え尽きたほうがいい」と言わず、一度消え去ってもいいから、また戻ってきて、歌を聴かせてくれたらいいのに、と思ってしまいます。
ただ、天才にそれを望むのは、凡人のわがままなのかも知れません。

いいなと思ったら応援しよう!