452: The Clash / Hitsville U.K.

名盤『ロンドン・コーリング』に続くザ・クラッシュのアルバムは、賛否両論の問題作でした。
1980年にリリースされた『サンディニスタ!』(UK19位/US24位)は、なんと36曲入りの3枚組。本格的にダブを取り入れるなど、音楽的にも挑戦的な内容でした。
ただ、2枚組の『ロンドン・コーリング』が非常によくまとまっていたのに対し、こちらはお世辞にも粒ぞろいとは言い難く、正直散漫な印象がありますし、「1枚モノにしていれば良かったのに」との評論も多くみられます。
その一方で、粗削りなままリリースしたことに意義がある、という意見も多く、現在でも評価は分かれているようです。
そういった内容から、ビートルズの『ホワイト・アルバム』と比較されることも多いようですが、個人的には、ストーンズの『メイン・ストリートのならず者』の方が近いのかなぁ~、と感じています。
この曲は、2ndシングルとしてリリースされ、UK56位という地味なヒットとなっています。
ミック・ジョーンズとデュエットしているエレン・フォーリーは、彼の当時のガールフレンド。なかなか見事な公私混同ぶりです。

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