343: The Jam / Away From The Numbers

ザ・ジャムは1977年にデビューし1982年に解散しているので、活動期間としては5年余りですが、その間に音楽はかなりの変遷を見せます。
初期はパンク・ロックの影響を受けた、疾走感あふれる粗削りなギターサウンドが魅力でした。大学生の頃、この時代のジャムの曲をよくコピーしていたので、愛着があります。
特に、1stアルバム『イン・ザ・シティ』は、何回聴いたか分からないくらい聴きまくった作品です。
それだけに、好きな曲を1曲選ぶのは難しいですが、高速ナンバーが並ぶ中にあって、ちょっと遅めのテンポが印象的だった、この曲を取りあげてみました。
曲の最後では「Reality’s so hard.」という歌詞が繰り返されますが、当時19歳になったばかりの「若造」が生意気なこと言ってやがる、と、50過ぎたおじさんになった今聴くと、ちょっとだけ思います。ま、実際、その通りなんですけど。
そして、リッケンバッカーのギターサウンドはやっぱり最高だなぁと、いつ聴いても思います。

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