496: The Byrds / Mr. Spaceman

「スペースマン」つながりで、バビロン・ズーにしようかとも思いましたが、次をどう続けるか悩みそうなのでやめました。
バーズが1966年にリリースしたアルバム『霧の5次元』(US24位/UK27位)は、「霧の8マイル」(US14位/UK24位)に代表されるように、サイケデリック色の強い作品でした。
アルバムからの3rdシングルとなったのがこの曲(US36位)ですが、サイケというよりはカントリー色の強い作品で、彼らが1968年にリリースしたカントリー・ロックの傑作『ロデオの恋人』に収録されていても、違和感なかったのではないかと思います。
バーズは、このアルバム以降、サイケデリック色を弱め、フォーク・ロックに回帰していきますが、セールスは下降線をたどっていきます。
そんな中、ビートルズが1967年に『ペパーズ』をリリースし、サイケデリック・ロックの金字塔を築き上げたのは、何とも皮肉な話ではあります。

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