096: The Kinks / Celluloid Heroes

70年代のキンクスはセールス面では低調で、アルバムを出しても、USでは最高位が3桁止まり、UKではチャートインすらせず、という状況でした。
UKロックと言えば、ハードロック(ツェッペリン、サバス、パープル等)やプログレ(クリムゾン、イエス、ELP、フロイド等)やグラム(ボウイ、T.レックス等)という時代だったので、もはや時代遅れなバンドという扱いだったのかもしれません。
ですが、『Muswell Hillbilies』や『Everybody's In Show Biz』は、もっと評価されるべき作品だと思います。
その『Everybody's In Show Biz』に収録されていたこの曲は、ハリウッドのムーヴィースターへの憧れを歌った曲で、多くの俳優が実名で登場します。
時期が悪かったせいか、それとも曲が長すぎた(6分以上ある)せいか、シングルはチャートインしていませんが、この曲はキンクスの代表曲の1つとして、色々なミュージシャンにカバーされています。

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