513: Public Image Ltd / Flowers Of Romance 10 Shiny_Shin 2022年5月31日 23:31 1980年、パブリック・イメージ・リミテッドから、ベーシストのジャー・ウォブルが脱退します。普通だったら代わりのベーシストを探すところですが、ジョン・ライドンの出した答えは「いないんだったら、ベース無しで良い」。バンドをやった方なら分かると思いますが、ベースがいないと、音がスッカスカで、ロック・バンドとしては全く成立しません。しかし、その構成で録音されたアルバム『フラワーズ・オブ・ロマンス』(UK11位)は、実験的なポスト・ロック作品の名盤となりました。この曲はタイトル曲(UK24位)ですが、聴こえてくるサウンドは、民族音楽風というか呪術的というか、いわゆる「ロック」からは遠く離れたものでした。初めて聴いた時、あまりにも訳が分からず、ちょっとフリーズしてしまったことを思い出します。そして、そんな得体の知れないアルバムにふさわしい、視覚的インパクトの強いジャケット(モデルはジャネット・リー)もまた、この作品の価値を高めていると思います。 #音楽 #動画 #ポストロック #エクスペリメンタル #ジョン・ライドン #パブリック・イメージ・リミテッド #ベースレス #ジャー・ウォブル #フラワーズ・オブ・ロマンス 10 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート