242: Led Zeppelin / D'yer Mak'er

ツェッペリンの曲で、異色のナンバーと言えるのが、1973年リリースのアルバム『聖なる館』に収録されたこの曲。
彼らは、「ハードロック」「ヘヴィーメタル」という括りで語られることが多いですが、実際には、アメリカのブルーズからヨーロッパの民族音楽まで、幅広いジャンルを吸収した、独自のサウンドを構築したバンドだったと思います。
そんな中にあっても、レゲエ風のこの曲はかなり特異な存在。
以前、タイトルの意味が分からなかったのですが、これは「Did you make her?」をイギリス人が発音するときの表音とのこと。
で、これが「ジャメイカ」、つまりジャマイカに聞こえるというわけで、なるど、だからレゲエ風なのね、というオチでした。
本人たちは「この曲をレゲエと言ったら、本物のレゲエを演奏しているミュージシャンに失礼だ」と言っていたようですし、冷静に聴くとそこまでレゲエ風という感じでもありませんが、まあ、でも、やっぱり異色のナンバーではあります。

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