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家庭生活水準の維持を女性に依存していることが壁なのだな
新しく始めた会社は、地場の特産品を活用した食品加工場。
そこで働くスタッフは三人。みな既婚女性。
一人は私の妻で、子どもはいない。
あとの二人はどちらも4人の子どもがいる。
先日、顧問契約している社労士事務所から「労働時間が長い。これだと夫の扶養を出で、雇用保険、社会保険に加入しなければならない」とご指摘を受けました。
すぐにスタッフに伝え、夫婦で話し合ってもらいました。
全員が扶養から出て働く!自立する!
との返事でした。
扶養の範囲で働くということは、労働時間、所得に制限を設けること。
職場に制限を設けて、他にやりたいことがあれば、それをやる生き方も良し。
ただ、彼女らのやりたいことと、ここで働くことの目的が合致しているのだから、扶養の範囲内という制限を出て、夢に向かって目いっぱいチャレンジしている方が人生充実すると思うんですよね。
ただ、問題がはっきりしました。
今まで労働時間に制限を設けて、それ以外の時間に何をしていたのかを振り返ってみると、「家のこと」をやっていることが多い。
それによって、家のことが回っていたのは事実です。
家庭からその働きをしてくれていた人がいなくなると、そりゃ困りますね。
あるいは、いままで余裕をもってできいた家のことが、逆にこっちに制限時間内にやなかきゃならない負担がかかってきます。
さあ、仕事の時間を増やすと決めたのだから、この問題をどう軌道修正し解決するかです。
単純に、夫の協力が...となりそうですが、
旦那さんだって目いっぱい働いているし、通勤時間だって長い。
子どもの協力が...と言っても、母親の家事代行をするより部活や友達と遊ぶ方が楽しいだろうし、せっかくの青春時代を家事代行の時間で過ごすこともない。
一つ考えられることは、共働きに慣れること。
そして、それなりのやり方をその家庭ごとに作り上げていくこと。
今まで人力を介していた労働を、家電にしてもらうようにするとか、タイムスケジュールを見直すとか。
今まで女性(お母さん)に依存していた「家のこと」を、本当に家(家族)のこととして、捉えなおしてみることが必要なように感じます。
扶養を出て目いっぱい働きたい意思をみせてくれたスタッフを、僕も目いっぱい支援する。家庭がこの変化に慣れるまでは、何かしらあるだろうけど大丈夫。みんな同じタイミングでこの変化に直面しているから。