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分け合うことの大事さ
「われわれには、対人関係の問題以外の問題はないように見える。 」(アドラー『人生の意味の心理学』(下))
全てとは言わないまでも、割と多くの時間、他人と自分との関係に悩んだりしていますね。少しは自分の健康とか、家の修繕とか、車ぶつけたとか、他人が関係ない悩みもあるでしょうから、全てが人間関係の悩みとは言い辛いですが。。。
楽になる思考
以前、先輩僧侶に教えてもらったのですが、
「わかりあう」と言うときに、「分」「解」という字を使いますよね。
「分かり合う」「解り合う」と書きます。
この、分と解には「刀」という文字が入っていますが、これは、相手と自分の関係を切ることを意味しているのだそうです。
分かり合えない(分け合えない)状態は、説得している状態なのだとか。
たとえば、「お父さんは僕にA大学に進学して欲しいと思っていたけど、僕の気持ちを分かってくれて、B大学を受験することを認めてくれた」のように、お父さんが我が子との間を切って、自分と他人は違うことを認知することで分かり合えるのだそう。
分け合えなければ、説得し合うわけですから、そりゃ口論にもなって、悩みの原因になるのでしょう。
人間関係が悩みになる原因
私たちは、分かり合うことは自分の気持ちを相手が理解してくれることだと思ってしまいがちですが、それは、たまたま気持ち(利害)が一致する瞬間を望んでいるだけ。
そんなことは稀なんですよね。
分かり合うは、自分と他人の間を切って、自分と他人の違いを認知すること。
私にはこう見えてるけど、相手にはこう見えているのかも...って。
家庭や職場や学校は、自分と違う人たち同士が何人も同時にそこにいます。それに、どうしても仕事の都合上、自分の意見より他人の意見に従わなければならないことも多く出てきます。そりゃ悩むに決まっています。
そんな時は一度関係を切って、少し離れて見ることです。
そして、その時の最善を選択するように心がけること。
いつも自分が正しいわけではないですものね。
ミキティが「ダメなところ」をどれだけ許し合えるかというのが、結婚生活に必要な相性だと思うんですよね。」とおっしゃていますが、ほんとその通りですよね。下記のリンク参照。
(「運命の人は、意見がピッタリ合う人じゃない」ミキティが語る“結婚に本当に必要なこと”|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。)
お互い違いことを認知し、それを許容する
相手だって自分とは全く違う人生を生きてきてる人間なのだから、過剰に自分の気持ちを理解してもらおうと期待しないこと。
「分かり合うは分け合うこと」、生きていく上で大事なことかもしれませんね。