無職転生がスケットダンスからパロってる!?と思ったら、ギリシア神話だった。
Youtubeのアニメタイムズチャンネルで、期間限定でスケットダンスの傑作選が公開されている。
「それが男のヒュペリオン」では、架空のゲーム、ヒュペリオンを遊ぶ様子が描かれる。
このゲームでは、麻雀のように東西南北の席に4名が座って遊ぶのだが、席に着く際に、「ボレアス(北)」「ノトス(南)」「エウロス(東)」「ゼピュロス(西)」と発生しながら座る作法となっている。
この、「ノトス」「ボレアス」の響きで、無職転生の主人公ルーデウスの家名グレイラットの本家の名前じゃないか!
ここからパロディしてたのか!?
確かに、スケットダンス好きそうな雰囲気あるよなあ。
なんて思ったんですが、落ち着いて少しググったところ、しっかり元ネタがありました。
ギリシア神話
泣く子も黙る元ネタの王「ギリシア神話」でした。
ヒュペリオン
まずゲームの名前「ヒュペリオン」は、いわゆるギリシア神話に出てくるゼウスとその子供達のオリュンポス十二神より、前の代の巨体を持つ神様たちティターン十二神の一柱で、太陽神、光明神と考えられている。
人間に初めて、天体の運行や季節の変化について語った神だとも考えられているらしい。
ボレアス、ノトス、エウロス、ゼピュロス
彼等も、ギリシア神話の中に出てくる四柱で、総称して「アネモイ」と呼ばれる風の神々である。
ボレアス、ノトス、エウロス、ゼピュロスは、東西南北を担当している上位アネモネだそう。
また、「北風ボレアスは冬」のように、東西南北と同時に季節も象徴する存在であるらしい。
ヒュペリオンが、季節について語ることとアネモイたちの名をかたることとに関係があるという事でしょう。
アリエル・アネモイ・アスラ
無職転生で、ルーデウスの初めの妻、シルフィエットの上司で、ラノア王国の第二王女である彼女は、ノトス・グレイラット家の支援を受けながら、王位の簒奪を狙っている。
ボレアス、ノトス、エウロス、ゼピュロスの四つのグレイラット家を束ねる王家の名として、「アネモイ」を冠しているんだなと気付かされました。