塩と温泉

こんにちは。温泉とそれにまつわる旅とお酒のことを書き残すことがテーマです。生活を楽しむ、新しいことにチャレンジする、自分自身と向き合うこと、人とのつながりを大切にすることで、少しだけ豊かな人生と良いコミュニケーションが生まれると思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

塩と温泉

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最近の記事

七尾・湯川温泉竜王閣 氷見・神代(こうじろ)温泉 秘湯巡り

2024/6/30 6月の終わり、梅雨のしっとりとした空気の中、ついに石川県白山市にある吉田酒造を訪ねることができました。以前から憧れていた「手取川」を醸す蔵元。吟醸酒の澄んだ飲み口と白山の自然が凝縮された豊かな風味に魅了され、近くの酒屋 酒の勝鬨で出会って以来、愛飲しています。 吉田酒造に近づくと、豊かな田園風景に囲まれた美しいロケーションに、歴史と伝統が息づく重厚な雰囲気を感じます。この蔵は地元の農家と密接に連携し、地域の自然を守りながら、良質な酒米を用いた持続可能な酒

    • 福島 飯坂温泉記 - ほりえや旅館 

       夏の澄んだ青空のもと、福島駅から飯坂温泉へと向かう福島交通飯坂電車に乗りました。このローカル電車は、地元の人々に愛され続け、今年で開業100年とのこと。地域に根ざした大切な交通手段として、今も多くの人々に親しまれています。終点の飯坂温泉駅に降り立つと、芭蕉の銅像が出迎えてくれ、初めて訪れる者にも温泉好きにはたまらない風情が漂います。  福島の奥座敷として名高い飯坂温泉。その豊かな湯量と歴史ある温泉街は、訪れる人々を魅了してやみません。この温泉地の歴史は、日本武尊が東夷東征の

      • 極寒の雪見露天・乗鞍温泉 山懐の囲炉裏宿

        お正月明け、乗鞍。極寒の中、自然湧出の源泉から掛け流される白濁の湯に身を浸す。その感動は言葉にならないほどだ。 洗い場でこごえながらささっと体を洗って、一度内湯に入る。じわっと温まるその感覚。そして、さあ行こう、露天風呂へ! 内湯から外湯の露天風呂へ通じる扉、うっかり取っ手を握ると、痛っ!その瞬間凍てつく冷たさ。次からは絶対に手拭いタオルを使って開閉しようと心に誓う。凍りついた石畳の上を飛ぶように歩いて、白濁の湯にそろりそろりと浸かる。手足の末梢はちょっとチクチクと痛い、だん

        • いわき湯本 熱湯と人情、再訪熱望!

          温泉にザブン!を、毎月5回目標。ときどき温泉水(アルカリ性)でお米を炊いて、ご飯の艶を楽しむくらいの温泉好きの私。 今年1月、いわき湯本のゲストハウス/Haceに宿泊して外湯を楽しみました。Haceのイケメンのオーナーはとてもフレンドリーです。当日は他のお客さんがいなかったので、なんと貸切状態。一階のバーはお休みとのこと、ちょっと残念でしたが、次回のお楽しみにとっておきます。晩ご飯は、オーナーおすすめの居酒屋・貴和さんを訪ね地酒を楽しみました。ご主人と奥さんと常連客のご夫婦

          輝く星空、雪の秘湯・鹿沢温泉

          鹿沢温泉、雪の秘湯の宿。 思い返して一番印象に残っているのは「すごい星がきれい」と思わず呟いたこと。 氷点下7℃、見上げた澄み切った夜空、星がとても綺麗で、まるで宝石が輝くような美しさだった。 温泉愛好家、特に秘湯を求める旅人にとって、一度は訪れたい湯宿だ。 鹿沢温泉は鎌倉時代に開湯し、源泉かけ流しの贅沢な湯浴みを楽しめる。 湯屋は苔むして歴史を感じさせる浴槽の縁と壁が、秘湯感を圧倒的に盛り上げてくれる。pH6.8の炭酸水素泉に浸かり体の芯まで温まる。お肌もツヤツヤになった

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          天空の野天風呂・高峰温泉

          高峰温泉ランプの湯に辿り着いた。この喜びは言葉に尽くし難い。2月初旬の大雪予報の中出発。途中登りはじめる前、小諸でスリップして立ち往生している車をみた。無事にたどり着けるかが不安だった。コンコンと雪が積もる道を進んでいく。上り坂でスタッドレスタイヤがスリップ。よろよろと登り、スリップ、止まる。しかしまた踏ん張る。これを繰り返し、やっとの思いで到着した。雪の中、駐車場の場所がわからずに少し焦る。携帯電話で宿に連絡する、なかなか繋がらない。峠を越えた先の駐車場で待ち受けていたのは

          天空の野天風呂・高峰温泉

          阿蘇黒川温泉・こうの湯 立ち湯体験

          5月の終わり、黒川温泉の黒川温泉・こうの湯の立ち湯を楽しんできました。その名の通り立って入ることができる湯船が特徴で、なんとも新しい温泉体験でした。温泉旅館ですが、今回は立ち寄り入浴でした。脱衣場を抜けると石段があり、すぐに洗い場と広い露天風呂です。露天風呂には小さな洞窟と屋根があります、小雨が降ってきたので雨宿りもできました。 その先の階段を上がったところに立ち湯がありました。湯に浸かりながら、浴槽内の階段をゆっくり降りていくと、最も深いところは深さ約160cm、湯船のふち

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          草枕温泉 - 有明海、雲仙・普賢岳の眺め

          6月中旬、草枕温泉てんすいを訪れました。最大の魅力は、素晴らしい景観です。広々とした露天風呂から眺める有明海と雲仙・普賢岳の姿が一体となり、まるで絵画のような風景を演出しています。温泉に浸かりながら、壮大な自然美を満喫し、心身が癒される素晴らしいひとときを過ごしました。泉質はさらりと肌に優しく、心地よい感触が広がります。源泉掛け流しの泉温もちょうどよくリラックス。疲れた身体がほぐれ、心も安らぎを取り戻しました。 今回、特に気に入ったのが薬草湯です。8−9種類の薬草を加えたお風

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          霊泉寺温泉・遊楽にゆっくり一泊

          霊泉寺温泉は、長野県上田市の奥、鹿教湯温泉の手前の山村、ひっそりと佇む鄙びた温泉は、平維茂(たいらのこれもち)が戦傷を癒したという伝説の場所です。5月上旬にゆっくり一泊しました。 遊楽は今は奥様が一人で切り盛りされていらしゃいます。小川のほとりにあり落ち着いた雰囲気の宿です。温泉は内湯が二つ源泉掛け流しのややぬるめの広いお風呂と、少し熱め小さいお風呂があります。船室はアルカリ性で肌に優しくポカポカとあったまってリラックス効果満点です。湯冷めしにくく、ゆっくりと滞在できました。

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          大鹿温泉・山塩館 燃ゆる深緑藤紫

          大鹿村・元湯山塩館に5月5日から一泊し美しい自然と温泉を堪能しました。川のせせらぎと緑豊かな木々に囲まれ、静かな和室の窓からは燃ゆる深緑藤紫の景色を楽しみました。山塩は標高750mの山奥に湧き出る不思議な塩泉は、フィリピン海プレートが持ち込んが海水が、地下35kmの深さから中央構造線に沿って湧き出してくるとのこと。温泉は塩泉の源泉と加温した浴槽があり、ホコホコと体の芯からあったまります。夕食には、渓流で育ったアマゴの塩焼き、ジビエ鹿肉、山菜、はざかけ米や山塩豆腐など地元の食材

          大鹿温泉・山塩館 燃ゆる深緑藤紫