見出し画像

3巡後の練習から3度目の3ヶ月上達法一時中断までの経緯

※今回の記事には、アマゾンのアフィリエイトリンクが含まれます。


前回の記事をまとめる前までのこと

自分で決めたルール、いつだって改善していい

自分で決めた3ヶ月上達法のサイクルとして、今回は以下のように設定していた。

・本番
  ↓
・感想・反省などもろもろ言語化
  ↓
・noteの記事を書く
  ↓
・練習の設定
  ↓
・練習
  ↓
・本番 ・・・


基本的に、本番後からnoteの記事を書き終えるまでは、絵を描かない事になる。
けれども、3巡前後は内容が盛り沢山だった為、まとめるのに時間がかかってしまった。
そうするとその間、どうしても手を動かしたくなってしまう

何故描かない事にしていたかというと、絵を描くのに夢中になってしまって記事が進まなくなってしまうから。

…と思い込んでいたが。

そういう風に自分を縛るのはもうやめようと思った。
それって自分を信用してないし、いじめてることにもなるし、精神衛生上色々良くないのではないかと。

描きたいなら描けばいいじゃん!

まあそれで不都合が起きたなら、再度ルールを改善すればいいだけのこと。
どんどん自分がラクで楽しく快適にやれるよう、どんどんキラクにやっていこう!

練習ともラクガキとも言えるもの等

ということで、いち早く試してみたかったのは、モノクロで描いてみる事。
色に囚われてしまって、トーンが浅く、っきりしない絵になるなら、最初からモノクロで描いたらいいのではないかと。

モノクロで描いてみた

やってみたら、想像通りやりやすいし、時間もあまりかからない。

せっかくだから、そこからカラーに起こしてみた。
もの足りないなあと思う部分に装飾をつけてみたり。

合成モードで色付け

いいじゃん!
今までより師匠っぽいよ!


確かに透明感や色の微妙さはないけど、それはここから工夫次第でなんとかなるはず。

自分の中で、こういう描き方でこういう風に描けなきゃいかん、みたいな理想像が強すぎなんだなー。
違うやり方でも結果が近しいならいいじゃん!てなかなか思えない…。
でもさ、そのこだわり、いらなくね? 

と書いたところで、自分の中にかなり抵抗勢力があるw

そっか、自分の中で過程って大事なんだな・・・。
そっかそっか。
まあ、それならそれでもいいし、自分が何を欲しているのか、大事なのかを考えた方がいい。
結局メンタルって話かもしれんw w w
まあ、でも、ラクしていいとは思うんだよね。

そしてこちらは白背景リトライ。
どうしても師匠の感じを掴みたくて。
何も見ずに適当に描いたので絵柄は全然違うけど、雰囲気だけなら3巡目よりこっちの方が近しい氣がする。

3巡後の練習

『絵は構図が8〜9割』

3巡後の練習課題は、
構図とバリューに注力したラフをモノクロで描く
と設定。
したのけれども、とっかかりが掴みづらく、何をどうしたらいいのか分からない。
とりあえず、師匠の感覚を掴もう!と師匠の絵を単純化してラフ画状態くらいで模写してみた(ちなみにカラーで)。

やってみると…
もう、その時点でカッコイイ

構図とバリューがバッチリ決まってる。
自分がヘタクソで比率とりきれずズレてたりすると、途端良くなくなる。

構図とはそういうものなんだな。
詳細は忘れたけど、どこかで『絵は構図が8〜9割』というようなことを書いてるのを見た。
”ああ、自分は残りの1〜2割でなんとかしようとしてたんだな。そりゃ、なかなか良くならんよな”
と思った瞬間だった。

自分がいかに描写に頼りきっていたかがよく分かった。
今まで、頑張る場所を取り違えていた。
今こそ、構図!そしてバリュー!

『vision』にハマる

以前から気になっていた『vision』という本、さいとうなおき先生もおすすめしているし、リアル師匠にもおすすめされたが、まだ早いと思って手を出さないでいた。
本を買うタイミングはかなり重要で、合う時だとものすごく吸収できる。
今がその時だ!ついに購入。

結果、今の自分にはドンピシャだった。
突き刺さりまくる。
今まで何も知らずによく描いてたな~と恥ずかしくなった。
しばらくこれを読んで修行し直した方がいいかもしれない。
現在3ヶ月上達法中ではあるが、とりあえず今やっている事はいったん忘れて、絵の骨格にあたるチャンネルの生成に励もうと思った。

まず氣になったのはライン(構造線)。
試しにルノアールやセガンティーニの図録を見て、ラインで起こしてみる。

描いた後、気付いたことなどを右側にメモしてます。ここにはラインだけ。

既にこれだけで絵の性格、方向性みたいなのが分かる。
こんな捉え方があったんだ…。
知っている人からしたらありえないと思うが、ライン(構造線)というものを本当に知らなかったし、気付きもしなかった。

他に日本画や現代のイラストレーターもやってみた。
人によってはラインだとあまり構造を掴めず、次の章に書いてあったシェイプも併用していった方がいいなと思った(元々ある程度やったらシェイプもやるつもりではいたが)。

シェイプをやってみた中で1番面白いと思ったのはクリムト!

延々人の絵を研究していてもしょうがないので、分かったことを自分の絵に落とし込むために、どんどんアウトプットしていかなければならない。
どういう風に取り入れていけばいいのか皆目見当もつかなかったが、とりあえず分かったことだけでも意識して、本来の練習(構図とバリューに注力したラフをモノクロで描く)をやってみた。

白・黒・淡いグレー・濃いグレーの4色のみ使用

ものすごい手応えを感じた。
具体的に意識したことと言えば、画面の端のどの部分から線(トーン)が始まっているのか、画面のどの位置に何が来ているのか。
それに注意を向けていたら自然とネガティブシシェイプを意識するようになった。
それだけで格段に良くなった。
不思議と線もしっかりしてきて、今までどんなに頑張っても上滑ってる感があったのに、魂を込められるような感じがしてきた(ちょっと大袈裟だけど)。
※本人の感覚なので、傍から見たら特に違わないかもですけどねw

今までラフとか単純化とか本当に苦手だったんだけど、何で苦手か分かってきた。
何が重要で重要じゃないかを判断できてないんだから、そりゃそうだよね。
この、ライン&シェイプは絵の骨格と認識した。
それさえ掴めば、これからはラフも単純化もできるような氣がする。

師匠の変更→3ヶ月上達法、一時中断

人が決めたルールだって自分仕様に変更していい(誰にも迷惑かからない場合)

今の師匠だと基本的にスクエア×顔のクローズアップなので、構図などある程度決まってきてしまう。
それでも変化のつけようはあるのかもしれないけど、それができるなら上級者だ。
今の自分には荷が勝ちすぎる。 
それに基本は描写なので、どうしてもそこに注力してしまう。
今は是が非でも構図とバリューを掴むことに専念したい。

最初は3ヶ月上達法そのものを中断しようしたが、2度目の3ヶ月上達法の時にやろうと思っていながらやらなかった師匠を思い出した。

あの方ならば、今こそふさわしい!

という事で、師匠をB師匠からM師匠に変更することにした。

M師匠の研究→問題点発覚

構図とバリューを掴むには、フラットなイラストが一番勉強効率がいい。
ごまかしがきかないし、構図が良くないと絵として成立しない。
描写がないので、そこを考えなくていいという利点もある。

ライン&シェイプの研究は引き続きやりつつ、師匠の研究。
師匠は基本的にフラットな塗りのデザイン的なイラストを描かれている。
背景や構図も抜群に上手い!!

一応自分なりにラフを描こうとしてみたんだけど、どうにも絵にならない。
頭の中を背景付きで出すには経験不足かもしれない、とまずは風景を単純化した形で書き起こしてみようと思った。

歯が立たなかった。

ライン&シェイプで少しは成長できたと思ったのに、とそこではたと気づいた。
名画は既に整理されたライン&シェイプをしている。
それを描き起こすことは比較的容易だ。
だが、現実はそのように整理されていない。
自分でそれを整理し、うまくまとめ上げ、描き起こさなくてはならない。
その能力が今の自分にはないのだ。

今は誰かの良さを取り入れる前に、この能力を育てなければならない。
そう考え、3ヶ月上達法は一時中断することにした。

現段階での目標は
『簡略化した風景を描く』

これができて初めて、M師匠の3ヶ月上達法ができる。

当面visionが手放せない。



いいなと思ったら応援しよう!