脱note宣言 2

noteの移転先を探していた。

結論、私の場合「脱note」不要。

私がnoteを使うのは、唯クリエイティビティの発散のためで、収益を得ることが目的ではない。
また、この「クリエイティビティの発散」とは、有益情報の提供を意味するものではない。有益情報――それは例えばノウハウの伝授だったり最新ニュースの速報だったり、「誰かの知りたい欲求」に応えるものでもないと言う事だ。
詰まり私はnoteにおいて、単に私自身の創作物を投稿したいだけ、と言う事になる。

そして投稿を続けるうちに、私はnoteに違和感を感じた訳だ。
何か違うなあと。
私のnoteで閲覧数が高いのは「つぶやき」と言う事実。
そして、他のnoteユーザーの投稿を眺めて、上述の「誰かの知りたい欲求に応える」系統のものが、「いいね」が多くつく傾向にあるように感じたこと。これは厳密に数値化し比較したものではなく、ただの私感ということをご理解いただきたい。
そういったことが、私の違和感の正体だった訳であり、間違った場所にいるのではないかという疑念にも似た不安を抱いた理由だ。
そのため、つぶやき記事の削除という行動をとることになった。数件の投稿を残し他は全て削除した。noteでのつぶやきの投稿を自身に禁じたりした。

そこで、まだnoteを初めて半年余り、投稿数も100に満たない今のうちに、相応しい移行場所を探したいと思うに至ったのだ。
投稿数多いと移行するのが面倒だからと言う、実にモノグサな発想だ。

その中で「いろんなスライド」様の記事を参考に様々な同類のサービスを私なりに比較検討した。

note以外の類似サービスを見ていて私が感じたのは、「収益得たいなら、noteより我が社のサービスの方がお得です」感。収益推しなんだな、と(私感)。
それはトップページを眺めれば一目瞭然のように感じた。特に「bookers」においてその傾向が顕著なように思えるが、他もまあ五十歩百歩。
ワードプレスなどが不要で、簡単にアフィできて記事売買でき、そのお手伝いいたしますと言った、アフィリエイター(または、記事を売り収益を得たい層)寄りのサービスなのではないか、と感じた。
これらを悪いと言ってるのではない、私の欲求とは違うと言いだけなので、何卒誤解なきよう。
また、「tips」に関しては、そもそもアプリがないので、対象外。ブログサービスだろうか、コレは。

翻って「note」のトップページはどうだろうか。有料記事が一番目立つ位置にドーンと鎮座したようなレイアウトではない。
note運営の理念がどういうものかは存じないが、クリエイターを応援しています感が、現状、どの類似サービスよりも強いように感じた。

そういう理由で、現状私には「脱note」不要と結論付けた。

そして、ひとつ気が付いたことがある。
前述通り、私は「いろんなスライド」様のnote記事を参考に行動したわけだ。つまり私は「有益情報」をnoteに求めたのだ。
思い起こせば私は度々、インプレゾンビの増加で使いにくくなった旧Twitterを嫌い、noteにその代用を、また上記のように「有益情報」を求めたりしている。なんだかんだで自分自身そういうnoteの使い方をしていた訳である。

noteは図書館や書店なのだろう。新聞あり、雑誌あり、専門書あり、写真集あり、詩集あり、小説あり、随筆あり、あなたのお好きなものをお好きにお取りください、そういうサービスなのだと。
だから、私は全然場違いではないのだ。

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