
子育ては想定外ばかり
みなさんこんにちは。みなさんは子育てと聞いて何を思いつくでしょうか?大変だとか、楽しいって話はよく聞きますが、今回私が取り上げるのは想定外についてです。
子育てで想定外って聞くと、大体危険なこと、といったものが思いつくでしょうが、私は自分の頭で思いもつかなかったこと、という意味で使いたいと思います。
大人になると、誰しも先入観や思い込みで物事を判断してしまいがちです。例えば、新聞紙があったとします。通常大人なら新聞紙は読むものだ、って思い込んで、それ以外の使い道は思いつかないでしょう。せいぜいが何かを包んだり、掃除に使ったりするくらいだろう。
しかし子供だとどうでしょう?よくあるのは遊びの道具として使うでしょうが、ボールを作ったり、棒状にしたりして、それだけで遊べてしまう。他にもびっくりしたのは、新聞紙でお金を作ったり、折り紙のようにして遊んでいる子供もいました。
新聞紙ひとつでこれだけ使い道がある、ということが子供たちの行動を見ていてわかりました。如何に自分が思い込みが激しいことが実感できました。
ただ、これを見て、そんな無駄なこと、と思わない方がいいでしょう。例えば、その柔軟な思考を仕事に活かすことができれば、もっと仕事は楽で楽しいものになるかもしれない。子供はほっとけば、自由に発想をします。我々大人が考えるより、ずっと多くのことができたりもします。
そんなこんなで、子供からいろいろ勉強させられたものですが、よく考えてみると、自分自身も子供のころいろいろやっていたことがあります。例えば、先ほどの新聞紙を例に出すのなら、勉強でストレスがかなり溜まっていたことがありました。その際私は新聞紙を丸めてテープで固定し、棒状にして、庭にある岩を殴っていました。まあ手ごたえもあるし、新聞紙が破れるだけだし、手は痛まないし、で思う存分体を動かせるため、かなりストレスの解消になっていました。
実際、人に向かって実力行使などということはできないため、自分より頑丈な物に当たるということをやっていたわけですが、直接岩なんか殴ったらもちろん手を痛めます。新聞紙を丸めて殴ることで、自身のストレスに向き合うことができていました。
話が脱線しましたが、子供から学べることは、想定外なものばかりです。ただ、自分自身の過去を思い出すきっかけにもなりました。自分もこうやって思考の柔軟性を失っていくのだな、って思うと同時に、子供たちと接することにより、柔軟性を取り戻すことだって可能なんだ、ということも認識できました。
今ではそんな想定外を楽しむ余裕だって出て来ました。最近では自分の子供を見ていて、次にどんな行動をするのかいつも考えるようになりました。その行動は自分にとって予想もつかないことなのか、予想通りのことなのか考えるのも楽しいです。予想が当たった時はうれしかったりもします。
子供の行動は学ぶことが多い。そういうことを考えながら年を取りたいものです。同時に自分の子供には大人になっても、子供の持つ良さは失わないでもらいたい、そう思ったのでした。
いいなと思ったら応援しよう!
