教養のための聖書
突然ですが、みなさん、聖書を読んだことはありますか?実を言うと私はクリスチャンではありません。しかし聖書を読んでいます。理由は3つあります。
1つ目は現在世界で宗派こそあれ、最も普及している宗教がキリスト教だからです。それだけ普及しているということは、何か理由があるはず。そう思って読んでいます。まだ普及している根本的な原因はわかりません。かつてキリスト教国が軍事力を背景に普及させた、と言うのは簡単です。でも私はそれだけが原因だとは思えません。これだけ普及するには、布教活動、人々を引き付ける魅力、その他、本能を揺さぶるものがあったからではないか、と思っています。
2つ目は、単純に昔の人が何を考えていたか知りたいからです。聖書に書かれていることは全てがその通りだとは思いません。伝言ゲームと同じで、どんどん話が大きくなったものもあるでしょう。例えば、ノアの箱舟やバベルの塔など、どう考えても無理がある設定もあります。しかし、完全に否定できるものではなく、ネタ元になる出来事は必ずあったと思ってます。その証拠に古代メソポタミアだけでなく、世界中に洪水伝説があるからです。おそらく、昔の人はそれだけ洪水に悩まされていた、と想像することができます。
3つ目は教訓となる事柄が多くあることです。これは聖書の原典を読む必要はなく、ダイジェスト本などでもいいです。神が人間に罰を与えた、といった描写は各所に見られますが、傲慢になってはいけない、ということがここからわかるでしょう。そんな人々を戒めるために象徴的に神の怒りという形で表現されているのかもしれません。
いずれにせよ、人生を歩む上で様々な学びがあるものが聖書です。クリスチャンではなくとも、学べることはたくさんあります。しかし、一つだけ言いたいのは、長すぎる。これに尽きます。なので、覚えられないという難点があります。だからこそみんな教会に行って勉強するのでしょう。こんなの一人だけで黙々と読むなんてことはできません。
最後はこんなオチがつきました。
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