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スギサキさんのカラーレッスン体験記

先日スギサキさんのカラーレッスンに行ってきた。
とても楽しく学べ、刺激的な体験だったので、学んだことやそこから感じたこと、考えたことを書き記しておきたいと思う。


これまでの私。


私は一年前に他所でイメコンを受診しており、当時の結果はファーストがブルベ冬、セカンドは春でビビットが似合うということだった。
ビビット色を使うことにびびってしまい、一年間ほとんど黒白モノトーンで過ごしてきたが、ショッキングピンクが似合う色なことが嬉しくて、細々とショッキングピンク系の小物を集めていた。

しかし、ショッキングピンク系の色にも様々な種類があることに気づき、どれが似合うのか、本当に似合っているのか、はたまた似合うって何?とわからなくなっていた。

ガールズの皆さんのnoteを読み「似合うとは、似合わないとはどういう状態か、自分でそれを見極められるようになるらしいスギサキさんのカラーレッスン」に興味津々だった。

ついに、レッスン当日!


私はかなり緊張していた。
もし全然色を見分けられず、呆れられてしまったらどうしよう…という不安があった。
レッスンには、ユキノコさんがご同行してくださった。
もし私がポンコツ過ぎて気まずい空気が流れても、ユキノコさんがフォローしてくれるからきっと大丈夫…!と、ご一緒してくださる事がかなり心強かった


レッスン1  👗色の見方の概要



大切なポイントは二つ。

①色を色として見るのではなく、要素(重さと質感)を見ること
冬の私は「重くてツヤ」。同じ要素の色を選べば、均一に見える(それが峰不二子理論…!)。

②色を見る時は、色を見るのではなく自分を見る
自分と色との関係性、自分を引き立ててくれる色かどうかを見る。

スギサキさんは私の反応を見ながら、一つの説明を様々な表現に変えて説明してくださり、その引き出しの多彩さと気遣いに驚いた。(きっと私に話してくれた表現以外にも、もっともっと引き出しがあるんだろうと思うので、他の人のカラーレッスンに同行してお話を聞きたくなるガールズの皆さんの気持ちがわかった…!)

初めて学ぶ「色の見方」のお話がとても興味深く楽しくて、初めの緊張や心配は一瞬で消し飛び、完全にリラックスしてしまい、椅子に胡座をかいて身を乗り出して聞き入ってしまった。

各シーズンの色を、時間や食べ物、人の成長過程など、様々に例えて説明してくださった。

食べ物の例えで、私が急に身を乗り出したのをスギサキさんは見逃さず、「食べ物でピンとくるタイプですね☺️」と、冬の色をお酒に例えてくださった。
ちょうど柿のラム酒漬けのお菓子を出して下さり、それを食べた瞬間、このラム酒に合う色は、間違いなく冬の色ですね!!と盛り上がった。(ラム酒だけでなく、冷酒、スパークリングワインに合う色もあった…!)

レッスン2  👗いざ実践!ドレープを当てて


お次はドレープを当ててレッスン。

自分が持っている要素と同じ要素を持っている色が調和する色で、違う要素の色は浮いて見えてしまったり、色の方が自分よりも目立ったしまうという現象が起きる。私は以前の診断通り、4シーズンのブルベ冬だった。

黄色と緑は例え似合う色でも、自分ではしっくりきている感じがしなかった。
スギサキさんは、「もしかしたらその色を合わせている自分の見え方が、好みではないのかもしれない」と話してくれた。

確かに私は黄色は、色自体は嫌いではないが、服や小物でも手に取ることはほとんどない。緑は、過去にチャレンジしたいと思い何度か試着してきたが、その度に「なんか違う」といつも感じていた。それは、色が似合わないのではなく、私の「なりたい」方向性とズレがあるということ、なのかもしれない。



レッスン3  👗フェルト選び修行

そしてガールズの皆さんのnoteで話題の、フェルトに手を当てるレッスンへ。

たくさんのフェルトをどんどん見分けていく。スリルがあって楽しかった✨
私は、手の方が、顔にドレープを当てるよりわかりやすく感じた。(自分のすっぴんを見続けるのつらいということもある😂)

冬の私に似合う色(調和する色)の時は、まるで「肖像画のように」自分の手がはっきり見える。色も綺麗な発色のままで、「色も」「自分も」どちらもくっきり見える。

春と夏の軽い色は、私の肌よりも色の方が目立ってしまい、私の目には「色が眩しくて」自分の手が見えにくくなると感じた。(チカチカする感じ)

秋の重い色が自分に調和しているように見えてしまい、苦戦した。

スギサキさん曰く、「私は、自分の持っている要素の“重さ”には敏感に反応できるけど、“ツヤ”を忘れがち」と。
特訓を続けていくうちに、秋の色を合わせると手のツヤが消えてしまい、シワが目立ったり、手が色と一体化して膨張して見えてしまう(輪郭が曖昧になる)と気づけるようになっていった。

自分の持っている要素のツヤとハリを邪魔しないものを選ぶ!と心に刻んだ。


私の選んだ私に調和するフェルト
下段が迷いなく選んだ物で、上段が迷いながらも選んだ物
これらの色以外に出会っても、選び方を学んだので自力で選べるという自信がついた…!


自分が似合わないと避けた色の中に、こっくりした水色の綺麗なフェルトがあった。明らかに私には軽すぎる色だった。(ユキノコさんがティファニーブルーですね✨と言ってくれた)
とても綺麗な色だったので、こういう色を使いたい時はどうしたら良いですか?と聞いてみると、黒と白でサンドイッチにして、コントラストをつける、というようなことを教えてくれた。(うろ覚えですみません😱)
そうか。今後もし、使いたい色が似合わない色…という問題が起きても、なんとかなりそうだなと安堵した。

レッスン4 👗コスメ、ネイル、アクセサリー

コスメ💄

その他にも、コスメの選び方も楽しかった!
自分と調和する色をつけると、馴染んで内側から自然に発光しているように見えた逆に合わない色は、完全に浮いて見える。「調和」と言う見方を学ぶ前だったら、浮いた色を綺麗な発色と勘違いして選んでしまいそうだった。

ネイル💅

ネイルの色も、ブルベ冬の民の悩み「保護者会で何色つければ…?」に最適のかわいい色を教えてもらった😍

アクセ💍

アクセサリーでは、なぜ冬の人は「シルバー色でツヤありが似合うのか」も教えてもらえ、なるほど…!と唸った。

私がツヤのゴールドアクセサリーを沢山つけるとチャラ男になり、マットなゴールドをつけると大仏に変身した。マットなシルバーは、「あれ?なんかついちゃってるよ?」と、アクセサリーじゃない何かに間違われてしまいそうな違和感があった。

レッスン5 👗お悩み相談

手持ちの服やアクセサリー、コスメも見てもらった。

キャバンのベージュカーディガンは、もうトレーニングをした今の私には、「ああこの色は調和じゃない😭」と相談する前からわかった。
輪郭がぼやけ、膨張して見えてしまう。この色を選んだのは、優しい保護者に見えたいという願望もあったのだが、優しくみえたい=優しい色を選べば良いのではないと学んだ。(私には軽すぎる色で、逆に自分の顔の堀が目立って迫力のある顔に見えてしまう…)

パタリーさんのフリンジについても相談した。
私はロイヤルブルーとビビットピンクのフリンジを持っている。どちらも色自体は似合うはずなのだが、悩みがあった。
ロイヤルブルーの方は、身につけるとピアスの存在が消えてしまい、ビビットピンクは、顔よりもピアスが目立ってしまうのだ。
どうやら、刺繍は「マットな質感」だから冬の私にはツヤが足りなかったらしい!試しにツヤシルバーのイヤカフと一緒につけてみると、ピアスも顔もくっきり見えるようになり解決した✨

手持ちのリップについても悩みがあった。
冒険して買ったシャネルの赤リップは気に入っていたが保護者役の時にはっきりした色味すぎて使いにくく、それならばと、優しい色の淡いピンクを買った。
しかし淡いピンクは物足りなく(浮いても見える)、それならばと、重めなブラウンレッドの色を使っていたが、これだ!と言う決め手に欠けていた。

これについても、どうやら私のシャネル赤リップは、色味はあっているが、質感がツヤとマットの中間だから、色が強く見えすぎてしまっていたようだ。シアーな色味を足すと、自然に馴染んだ。
びっくりするほど紫なプラム色(ぶどう色)をおすすめしてくれ、一緒に薬局で選んでくださった。私のリップに足りなかったのは、シアー感やツヤ感だったようで、また悩みが解決した✨

👗物への例え


そして、私を物に例えると…?と言う恒例の質問をしてみた。
スギサキさんは「ものじゃなくて動物なんだけど…アルマジロ…。」と!!

なんとガールズでの動物例えはレアらしく、私で2人目だそうだ。
理由を伺うと、「これ言って大丈夫かな…」と躊躇いながらも話してくれた。
鎧をつけて防御している感じがする」と。

防御して自分の大切な核を守っている
でも多くの人はそのことに気づかないからただ「かわいい」と思う。意地悪な人に攻撃されたら、丸くなって自分を甲羅で守ればいい。亀みたいにお腹まで甲羅で覆われているわけではなくて、お腹は柔らかいから、防御が必要。
それがアルマジロにとって自然な姿だから、無理に防御をとって不自然にならなくてもいい。」と…。

私はそれを聞いて、びっくり仰天した。
確かに私は小4の時から、周りに対して「常に笑顔でいる」という鉄壁の防御で身を守ってきたのだ。最近は、もう防御する必要はない、この世界は安心していいと感じ始め、笑顔の防御をやめ、自分の「自然体」を追求していた。
それでもまだなお、初めての場所や初めての人に会う時は、昔の防御癖が顔を出していたのかもしれない。
でも、防御を見破られたのは生まれて初めてで、心底びっくりした。(しかも最近では防御してるつもりもなかった)

防御を取ろうとあがくと不自然になってしまう。アルマジロは、甲羅がある状態が自然な姿なのだ…。それがアルマジロらしさなのだ。

そういえば最近、以前よりもnoteを書くことがうまくいかないなと感じていた。前は、書こうとしたら一気に書けて、迷いはなかった。
でも最近、「力を抜いて自然体になるんだ。この世界はもう怖くないんでしょ?だったさらけ出そう」と思うあまり、照れや人目を気にしてしまう感情が邪魔をして、うまく言葉が出てこなくなった。自然体になろうと無理をして、逆に不自然になっていたのだ。

そっか…。大切なものを守るために防御してるということは、私はすでに自分の大切なものがしっかりあるということ。
それをも守ろうとすることはごく自然な事。さらけ出さなくていい。言いたくないことは言わなくて良い。それが自然な姿、自然体ということだ…。

核心をつかれ、呆然としてしまった。スギサキさんの人を見抜く目、人の気持ちを察する力、温かい視線…。なんだか感動してしまった。
スギサキさんから「あなたらしさをなくさないで…」と大きなエールを頂けた気がした。


👗スギサキさん

スギサキさんと沢山お話しもさせて頂いた。

私はスギサキさんのお人柄や作品を見て「天才ってこういう人のことなんだ…」と密かに思っていた。でもお話を伺う中で、人よりもずば抜けて能力があるゆえに立ちはだかる壁も多く、それを持ち前のエネルギーで乗り越えられてきて…そんな日々の中で作品を生み出されていて…。「天才」という一言なんかで簡単に表現できない、してはいけない…と感じた。

スギサキさんは「自分にとって作品を作ることは、まるで“白米を食べる”ようなこと」とも話してくれた。大好きだけど特別な事ではない、ごくごく日常的なこと、として取り組んでいると。

その白米を食べるかのように作られたスギサキさんの作品は、身につけた人の普段の日常を「最高の日常」に変えてくれる。
それはまるで、意図せず白米がとびきり上手に炊けた時のような感動と驚き、噛み締める幸せを感じさせてくれる。まるで密かな魔法のように。

これからの私の日々が、そんなスギサキさんの密かな魔法で彩られるかもしれない。
日常という日々を、「最高の日常」に変えてくれる魔法。
おそらく、スギサキさんの作品に感銘を受けたガールズの皆さんも感じているのではないだろうか。だからみんな、あんなにも作品やお人柄に惹きつけられているのだろう。

これからもスギサキさんの日々の日常から、どんな作品が生まれるのか、ずっとずっと追いかけて、その世界を少しでものぞかせてもらいたい。
そんなスギサキさんの作品を通して、私はこの世界の美しさをもっともっと知れるようになる気がする。

👗「好み」がはっきりしている


レッスンの後、スギサキさんからのメールに「なかまちさんは、ご自身の好みがはっきりしていて驚きました☺️」と書かれていて、それを読んで私も驚いた。

私は、自分の「好き」が曖昧だと思っていた
好きだと思っている濃いピンク色も正直、それが本当に好きなのか自信が持てないでいた。
でもレッスンで私は明らかに、濃いピンクを目で追っていた。フェルトの束にも、「あ、あるね私の好きな色…」と濃いピンクを見つけて思っていた。

ブルベ冬と言われたから、似合う色だから「好き」だと言ってるだけなのではないか?と、自分の「好き」を疑う気持ちもあるが、ブルベ冬の色も膨大にある。その中から、たった一つの色を目で追っているということは、「好きだ」ということなのだろう。

今回のレッスンで、スギサキさんもユキノコさんも「なかまちさんは濃いピンクが好きなんだな」と思ったに違いない。ということは、やっぱり私は、濃いピンク、ショッキングピンクとかマゼンダとかフーシャピンク(?)とかの、ああいう色が、私、好きなんだ…!
「はっきりしている」と言っていただける程に、他者から見たら好きだという状態なのだ。これからは自信を持って、あの色たちを好きだと言える…そんな気がした。

帰り際に👗

コスメを一緒に選んでもらい、会計を待つ間、ふとスギサキさんの方を振り返った。真っ白いお店の光の中で、スギサキさんは、びっくりするほど透明で儚く見えた。
またお会いしたい。またお話ししたい。また作品を見せて欲しい。ずっと元気でいて欲しい。これからのスギサキさんの人生が、嬉しい事や幸せで溢れ、穏やかで平和な日々でありますように…。なぜか胸がいっぱいになり、そう祈らずにはいられなかった。
(「スギサキさんのこと、めっちゃ好き…😭」という気持ちが溢れたんだと思う…)

最後に👗


レッスン、すごくすごく楽しかった!この歳になっても、まだ学べるってことも嬉しい…。物の見方って一つじゃなくて、幾つもあって、見方次第で色んなふうに見える…。

今日学んだことをしっかり活かして、もっともっと輝いていきたい…!

(スギサキさん、貴重なお時間をありがとうございました…!)




似合うメガネについて聞いてみようと思っていて、忘れてしまった…!
いつかおかわりレッスンで聞いてみよう👓

※スギサキさんのカラーレッスンには、実際にお会いになった方からのご紹介の方のみ受け付けており、同業者の方はご遠慮ください。ご理解よろしくお願いいたします。

本日は以上です(^^)
お読みくださりありがとうございました⭐︎

なかまち





















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