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コオロギ陰謀論を広めた煽動者達～真実よりもイデオロギー！？～

アッキー



今回は前回の解説で省いたコオロギ食陰謀論を拡散させた人物達を解説する。彼らの殆どはイデオロギーに基づいた独善的な発言が大半でその発言が真実よりも重要視される事が多々あった。




その1～コオロギ食べたくない連合筆頭～



1人目はこの騒動での一番の功労者であろう有本氏だ。一応本人曰く「政策や現職閣僚のゴリ押しされたくないだけで、昆虫を使った郷土食を否定しないし、コオロギを食べたい人を責める目的ではない！」と弁明していた。



だが、「あさ8！」なるYouTube番組にて「提唱しようとしているエリートたちは昆虫を食べないが、庶民は虫を食べさせようとする！」「パンとかお菓子とかそういうのに知らないうちに混ぜ込まれてたりする！」と陰謀論を拡散していた言い訳にはならない。



興味深い事に有本氏は元々昆虫食を忌避していなかった事実だ。例えば、10年前のポストにて毛虫らしき昆虫（冬虫夏草の類い？）を唐辛子で炒めた者や水ゴキブリと呼ばれるタガメの1種を食べたりしていた。

そこから、河野大臣に対する批判の材料として2022年のコオロギ食記事に飛び付き、そこからコオロギ食べない連合なるコオロギ食レイシスト集団の結成及び拡散を行う執念は恐ろしい物を感じた。


その2～問題の発言が絶えないあの人～



2人目は反フェミニスト活動家として有名な暇空茜氏及び助手をしているなる氏で、私は暇空氏の事はある程度指示していたが、この騒動と推しの子騒動の際に木村響子氏を「遺族棒を振り回すな！」「見もしねえで鵜呑みにして作品潰しにきやがってクソ野郎！」と罵倒した事が切っ掛けで指示しなくなった。

コオロギ食に対しても「見た目がゴキブリとバッタのハイブリッド！」「牛乳廃棄とか豆腐文化を守れ！」「メディアがスクラム組んでコオロギを食わせようとしている！」「生活保護受給者、先ずは外国人に食わせろ！」等と滅茶苦茶な発言をしていた。



一方なる氏に関しては本人がポストを消したので詳しい内容はわからないが、それに対して意見を行ったユーザーに対して「逆にコオロギに危険性がないと証明しろ！」「毎日オコロギ食わなきゃ死ぬなら餓死した方がマシだ！」等的はずれな発言をしているユーザーが結構いた。


その3～農業系陰謀論と言えばこの人～



3人目は鈴木宜弘氏で、彼は東京大学大学院農学生命科学研究科教授や農林水産省を努めていた肩書きだけを見ると凄い人物だ。一方農業や酪農関連の陰謀論拡散の担い手でもあり、参政党やれいわ新撰組等所謂ポピュリズム政党のサポーターもしている。

コオロギに関しても「中国でも食べない、避妊薬になるようなものを、日本の食品にどんどん混ぜて売っている！」と発言しているが、中国で普通に食べてられいるし、避妊云々はカマドウマだし、高級食材であるコオロギを混ぜるのは現実的ではない等突っ込み処満載だ。



また、鈴木氏と親しい関係である民主党政権で農林水産大臣をつとめ山田正彦氏は「漢方医学大辞典では微毒で、妊婦には禁忌だとされている！」「日本人はイナゴや蜂の子は食べてもコオロギは食べない！」等と似たような陰謀論を拡散していた。


その4～闇深いマスメディア擬態ブログ～



ここからは個人ではなく、上記の発言を利用している集団について解説する。まずは前回にもチラッと解説したRAPT理論だ。この組織は韓国のキリスト教系カルト団体を母体としていおりは、反コオロギ発言を繰り返していた。

例えば、徳島県の高校でのコオロギ給食の記事のタイトルにて「狂喜の沙汰」呼ばわりした挙げ句、内容も前述した鈴木氏の「イナゴの食習慣は古くからあるがコオロギは未知の部分が多い！子供たちを“実験台”にするな！」意見を拡散している。



前回の解説した「コオロギ由来の成分を食品に添加しても『アミノ酸』と表記される！」と言う陰謀論もRAPT理論が拡散しており、ある Xユーザーの「消費者庁にコオロギを調味料とした場合アミノ酸と表記できるか聞いたところ『できる』と解答した！」と言う戯言が元だった。


その5～便乗犯インフルエンサー～



お次に紹介するのは陰謀論を拡散しているネットインフルエンサー全般だ。嘆かわしい事に、Youtube、ニコニコ動画、X、noteでは陰謀論者の溜まり場として機能している。しかも、彼らは言論の自由を錦の御旗にしている為質が悪い。

彼らは大方2種類に別れる。それは陰謀論を心の底から信じている者と再生数稼ぎに使っている者だ。前者後者問わず大抵反ワクチンや親ロシアとセットかつ、都市伝説系を名乗っている事が多い。



勿論、全ての投稿者がその様な陰謀論を拡散するわけではなく、へんないきものチャンネル、教えてオカルト先生、みんなの陰謀論等信頼できる情報に基づいて動画を作成する投稿者も少数ながら存在した。


最後に～胡散臭い思想を信じる人々～



最後に紹介するのはコオロギ食べない連合を始めとした、Xやnoteで活動するユーザーだ、コオロギ食べない連合は2023年2月23日のあさ8で有本氏が宣言したハッシュタグを起源としており、その発表後直ぐX上でトレンド入りした程の影響力を持っている。




彼らの主な活動は、コオロギ食を推進する企業や一部の食品に対して誹謗中傷や風評被害及び不買運動を呼び掛けだ。例えば前回の記事で紹介したPascoやFUTURENAUT及び、UHA味覚党やファミリーマート等の企業がコオロギを使用した商品を発表すると不買運動や陰謀論に基づく誹謗中傷を行った。



しかもその過程で一部コオロギベンチャー企業を潰す等ヤバいことをしているのに、肝心の発起人は他の物事への風評加害批判をしているのは面の皮が厚いとかそんなレベルではない恐ろしさを感じた。


おまけ～前回乗せるのを忘れた陰謀論～



本日のおまけは前回乗せるのを忘れた陰謀論2つをまとめてみた。まずは「河野太郎がコオロギをごり推ししている！」と言う陰謀論の派生である「ビルゲイツがコオロギ食を進めている！」と言う陰謀論だ。理由は恐らくビルゲイツ氏がコオロギ事業に投資しているからだろう。

  


ビルゲイツ氏がコオロギ事業に興味を持ち投資した程度でごり押しとは片腹痛いが、残念ながら似た様なビルゲイツ関連の陰謀論は反ワクチンや反農薬界隈及びQムーブメントを含めた界隈を越えた陰謀論のスタンダードとなっている。



一風変わった物だとこのXユーザーの様「カエルも食べない！」なるデマを流す人はいるが、普通に餌として売られている。また、アボカドや玉ねぎはカカオ製品は犬や猫は食べられないが、「犬や猫も食べない！」と批判した人間がいなのと同じ理屈だ。


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