SUPERCAR『Futurama』レビュー
というわけで、初のnoteで初のアルバムレビューをやってみます。
今回は僕が邦楽で一番好きと言っても過言ではないアルバム、スーパーカーの『Futurama』です。
2000年発表とは思えない圧倒的な先進性を持ち合わせていながら、ノスタルジックでキャッチーなメロディ、
不思議だけど聞いていてスッと入ってくる歌詞、どこをとっても完璧な一枚だと思います。
そして、スーパーカーの過渡期に当たるアルバムだと思うんですよね。初期のシューゲイザーギターロックサウンドと、後期のエレクトロニックサウンドのちょうど真ん中あたりのサウンドでいいとこ取り感がある気がする。。。
そんなアルバムFuturamaの全曲レビューいきます!
『Changes』
一曲目からいきなりインストでスタートするこのアルバム。インストが入ることでコンセプトアルバムっぽさが出るので僕は個人的に好きな始まり。サウンドはというと、打ち込みのドラムや、ピコピコなってるシンセサイザーが心地いい。
『PLAYSTAR VISTA』
そして始まる二曲目。個人的にかなり好きな曲。
非常にシンプルな作りで洋楽的な一曲だが、メロディは
ポップで耳馴染みがいい。歌詞はなかなかに意味不明だが、近未来感があってとても曲に合ってると思う。
『Baby Once More』
最初のギターからもうカッコ良すぎる。。。
歌詞はBaby Once Moreのみ。このシンプルさがこのアルバムの魅力の一つだと思う。アルバムジャケットにも合ってる気がする。
『White Surf style 5.』
このアルバムの代表曲。シンプルでめちゃくちゃかっこいい疾走感のある曲。この歌詞も近未来を感じて最高。
シンセサイザーのリフ(?)が琉球音階を使っているっぽく、(あまり音楽が詳しく無いので確実じゃないが)日本を感じることもできる。この曲はPVも面白くて、
それも含めて大好きな曲。
『Star Fall』
一気に落ち着いた雰囲気でスタートするナンバー。
ピョピョピョピョピョーンって感じのシンセサイザーが可愛らしい。しかし途中で流れが変わって、また疾走感を感じるサウンドへ。こうやって一曲のなかで展開がガラって変わる曲はカッコよくて好き。
『Flava』
続いてまたしっとりとしたナンバー。ナカコーの
つぁ、つぇを堪能できる一曲。聞いたらわかる。
つぁ、つぇ。カッコいいよね。
『SHIBUYA Morning』
このローマ字と英語を組み合わせたタイトルは次作の
『HIGHVISION』につながる部分だと思う。
二曲目のインストで、少し落ち着いた雰囲気。
渋谷モーニングを感じる(?)一曲である。
『Easy Way Out』
続いてシンプルなギターロックが響く一曲。
「なるようになるさ どうせ」
シンプルだからこそ歌詞が頭に響く、そんな曲。
『Everybody On News』
これまたポップな曲。「1,2,3,4」の掛け声が可愛らしい。シンセサイザーのポコポコポコっていう音が
気持ちいい。
『Karma』
この曲から一気に流れが変わる。
「何をどうも出来なくたって胸に愛とあつい思いを」
歌詞も素晴らしく、サウンドも追い風を受けて走り出したくなるような疾走感があって、最強の一曲。
『FAIRWAY』
この曲が始まる瞬間がこのアルバムで一番好きな部分。
一気に視界がひらけたようなそんな感覚を味わえる。
アルバムバージョンとシングルバージョンがあるが、
僕は圧倒的にアルバムバージョン派。
この曲は歌詞も最高、メロディもキャッチーで、
一つのスーパーカーの最高到達点だと思う。
そう言い切れるくらいの曲。うん。
『ReSTARTER』
そしてこの曲を境にまたこのアルバムは表情を変える。
そんな一曲。タイトルもリスターター。関係はあるのか分からない。
『A.O.S.A.』
しっとりとしたメランコリックで少し寂しげなメロディに、悲しげな歌詞。このノスタルジーが最高。大好きな曲。「嗚呼、未来をふたり分くれないか 未来をもてあましてみたいんだ」この歌詞。どうやって思いつくんだろう。。。
『New Young City』
「たぶん、もういい手はない ない ハハハハハ」
さっきまでの元気はどうしちゃったんだってくらい切ないナンバー。ハハハハハっていう歌詞、なかなか聞いたことないけど、すごい歌詞だよなぁといつも思う。
『Blue Subryhme』
またしっとりと切ない系の一曲。
「灰色クライムフルニューウェーヴ+MEEeEEEE.」
より意味不明な歌詞(いい意味で)。
『I’m Nothing』
最後までカッコいい。もう賞賛を送りたい。
ゆったりとした曲だけど、シリアスでそれでいて
ポップさも兼ね備えていて、美しい。
このアルバムは、流れで聞いてこそ光る一枚だと思う。
どうでしたでしょうか。初めてネットに文を投稿するので、拙いところもたくさん合ったと思いますが、共感していただけるととても嬉しいです。共感しなかったとしてもここまで読んでくれただけで嬉しいです。これからもアルバムレビューをやっていけたらと思うので、どうかよろしくお願いします。ありがとうございました。