いつのまにか
眠くなってくる。
何をしていても何をしていなくても眠い。
疲れが蓄積しているのもあるだろろうが、なんせすぐに目を閉じたくなる。
睡魔は強い。
人間が睡魔と繰り広げてきた歴戦の中での勝率はどのくらいだろうか。
多分1割もあるかないか程度だろう。
勝てる要素が見当たらない。
途中まで粘ってどうにかこうにか耐えていたとしても、ふとしたほんの一瞬で記憶が無くなる。
そしてはっとして目を開けるとほんの一瞬の出来事のはずがずいぶん時間が経っていたりする。
いつのまにか勝敗は決しているのだ。
同じようにいつのまにかという表現ができるものがいくつかある。
季節の移り変わり、子供や作物の成長など。
これらは気付けば変わっていることが多い。
いや、その変わり方はそんなに早くはない。
一瞬で変わるものなどではない。
では、なぜいつのまにかと感じるのか?
それは自分の意識がそこにはなく、何かに追われていたり周りを見る余裕がなかったりするせいだと思う。
視野を広く持てない時間が長く続くと、その間は他の事は一切見えなくなる。
そして、ようやく落ち着いた頃に周りを見渡すとそれらは随分姿や形までもが変わっている。
浦島太郎状態だ。
個人的な話だが、これをいまだに感じることが多い。
気づけば1年間はあっという間に終わる。
歳を重ねるとこういう事を言う人は増えていく。
色々なことに慣れがあり、刺激が少なくなった分変わり映えのない日々を繰り返すという感じになってしまうと時の流れが早く感じてしまうらしい。
同じ事を繰り返す日々だとしても、ほんの少し目線を変えるだけで、季節を感じれたりするし、自分以外の人に意識を向けると色々気付けることもあったりする。
要は、気の持ちよう。
少しだけでいいから、いつのまにかではなく、今はどんな感じか?というように今に追われるのではなく、今を追うようにしてみると時の流れを惰性ではなくちゃんと感じれるようになると思う。
何となくで過ごす時間や空間も大切だとも思うが、いつのまにか変わっていたという対象は嫌なことや忘れたいことだけに絞り、楽しいことや嬉しいことに関しては、いつのまにかでは勿体無いと思うから、ちゃんと今を感じられる心の持ち方をしたいと思う。
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