自分を受け入れる
先日、高校時代の担任の先生に会いに行った。
僕は高校3年間クラス会長をやっていたせいもあって、担任の先生とは今でも連絡を取っている。
その中でも、3年生の時の担任の先生は縁が深く、なぜだか人生の節目には会いたくなる。
僕にとってとても偉大な存在である。
そんな先生にまずは教員を辞めたことを打ち明けたが、即座に帰ってきた答えは
「どうした?身体壊した?」
であり、これからどうしていくかを説明したら
「いいね!何か私にできることある?」
だった。
めちゃくちゃ受け入れてくれる。
その上で協力的。
何を疑うことなく、否定することも非難することもなく受け入れてくれる。
何かあると会いたくなる理由はこれだった。
僕もこういう存在になりたい。
素直にそう思った。
それから約3時間、喫茶店で楽しく話をした。
その中で、社会人になって活躍している教え子の話や、大学に通っている教え子の話があったが、そこには一つのある共通点があることに気づいた。
それは、その子たちは自分に素直だということ。
「うちらはバカなんで、大学も休まず、一番前で授業を聞いています。」
「モデルで活躍している子たちが二人いるんだけど、二人とも勉強はできなかったけど学校を休まなかった。ガッツと気力がある。」
本人たちは自分ができないということを素直に認めている。
そして、今の夢をキラキラしながら語っているのだという。
もちろん、そこには紆余曲折があっただろう。
だが、うまくいっている人の共通点は自分に正直になるということ。
人間誰にでもできないこと、苦手なことはある。
しかし、それを受け入れられない人は多い。
かつての自分もそうだった。
特に高校時代の自分は勝手に自分に壁を作って、周りを遠ざけていた。
何につけても強がってしまっていた気がする。
そんな状態で努力しても、報われない。
それが痛いほどわかった。
歳を重ねれば重ねるほど、人はどんどんプライドが高くなり変な壁を作ってしまう気がする。
早いうちに成功を手にすると怖い理由はここにある。
早くこのことに気づいたほうがいい。
どっかで無理している自分はとっとと手放したほうがいい。
あとは周りもその人を受け入れてあげられる環境を作ること。
僕の周りはそういう人が多い。
そこに感謝。
ありがとう先生。