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ハイレゾって本当に高音質なのか。

先日、私はアナログレコードには手を出さないという記事を書きました。
今回、ハイレゾについて書きます。
今回の記事を書くきっかけになったのは、以下の本を読んだから。

https://a.co/iwuFivs

CDやハイレゾについて分かりやすく解説されています。
この本、正直目から鱗でした。
完全には理解できなかったのですが、理解できた範囲で要約しますね。

ハイレゾを説明する図として、以下の図がよく使われます。

「CDとハイレゾの違い」として一般的に書かれている図

これを見た人は、CDは音の波形がガタガタなので原音とは違う「デジタルっぽい音」、一方で、ハイレゾは、音の波形が原音に近いので、「生音に近い良い音」と思いますが、全くの勘違い。

話を簡単にするため、サンプリング周波数(図のグラフの横軸)だけで話をします。
CDはサンプリング周波数44.1kHz、つまり、1秒間を44100個に分割し、それぞれに点を打ちます。DAコンバータは、その点を通るような波形を再現して、その波形を電気信号に変換します。これにより、アナログのような滑らかな波形が完璧に再現されるのです。決してガタガタで解像度の悪い音ではありません。
点の位置が正確であれば、音源が正弦波の場合、原音と全く同じように再現できます。
そして、全ての音は正弦波が合わさってできているので、どんな音でも再現できます。

では、ハイレゾの優位性はどこにあるのか?
人間の可聴域は20kHzであり、それ以上の高音は聞こえません。
CDの周波数44.1kHzで波形を描くと、22.05kHzの正弦波までしか描けないので、それ以上の高い音は出せないから問題ないと思うが、人間の可聴域以上の音が再生されると、倍音が綺麗に聞こえるとのこと。ハイレゾのメリットはここにあります。
但し、これは、本当かどうか分からない。
ハイレゾとCDの違いはそれ以外にもありますが、サンプリング周波数の違いだけ見ると、ハイレゾのメリットは殆どないように思われます。
一説には、CDとハイレゾを聴き分けられる人は殆どいないという統計データもあるようです。
ハイレゾにこだわるより、高性能なクロックを導入して、44.1kHzの周波数の時間的な精度を上げた方がメリットがありそうです。

以上、CDとハイレゾの違いについて、私が理解できた範囲で解説してみました。
専門家の方、間違っていたらごめんなさい🙇

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