キース・ジャレット/ケルン・コンサート
久しぶりの投稿です。
キース・ジャレットのピアノは良く歌う。
アドリブの旋律に、ハズレがない。
特にこのアルバム、全てアドリブで構成されているにもかかわらず、演奏が神がかってます。
とにかく、旋律が美しい。
このライブを生で聴いた方、たったの1300人とのこと。
羨ましい。
1975年の録音だが、音質もすごくいい。
実はこのコンサート、中止寸前だったらしい。
キースの体調は最悪で、ピアノの調律もされておらず、直前に調律したものの音が悪く、完璧主義のキースは中止しすると言ったが、このコンサートのプロモーターだった、当時17歳の熱心なジャズ・ファンのドイツ人学生、ヴェラ・バランデスの熱意に負けて、演奏することなったとのこと。
ピアノの音が悪く、体調不良という最悪のコンディションだからこそ、こんな神がかった演奏になったんだと思う。
皆さん、ご一聴下さい。
クラッシックが好きな方なら、ハマると思います。