宮崎旅、美しい日南海岸
2023年 9月25日 宮崎空港に到着。
人生初宮崎。
この旅は、都道府県42個目という意味と、高千穂でカヌーをするという目的があった。しかし
「大雨の影響で行き先が変更します」
と空港でアナウンス。
また、高千穂は宮崎空港より熊本空港からの方が近いらしい…
さて、どこ行こう。
まだ15時で、ホテルに行くのは早い。とりあえず路線図を見て、「青島駅」が5駅くらいで行けそうなので、そこに行くことにした。
電車に乗ること約30分、「青島駅」に到着。
1日目 青島
真っ白の壁に、緑の蔦が垂れ下がっている綺麗な駅舎。ここから徒歩10分で「青島」があるらしい。
まずは腹ごしらえ。
島に行く途中の商店街で、
宮崎牛バーガーとマンゴージュースをテイクアウト。
商店街を抜けると、島が見えた。
海!!
右端に赤い鳥居が見える。
駅のポスターでは、青い海に緑の生い茂る沖縄のような島が描かれていたが、本日は生憎の曇り。ドス黒い雲が接近している。ちょっと雨も降ってきた。
島はそんなに大きくないので、本降りにならないうちに島に渡る。
宮崎らしくヤシの木が生えてるが、神社とヤシの木の組み合わせがすごく新鮮。
本殿に到着。改修したのか、建物の赤が鮮やかで美しい。
ふと本殿の横に目を向けると、川越の氷川神社のような絵馬と風鈴のトンネルがある。
しかしそのトンネルの奥に、鬱蒼と茂った、まるでジャングルのような道が続いている。まだ日は落ちてないのに、道はかなり暗い。
「行ってみるか…」
自分の背丈の何倍もある木の中を少し緊張しながら一歩踏み出す。途中横から木が飛び出していて、体をかがめて通る。
奥まで行くと祠があり、その部分の頭上には木がないため、光が差し込み、祠の存在感が際立っていた。
ジャングル×神社という、初めての組み合わせに不思議で、神秘的な感覚を覚えたところで、1時間に1本の日南線に乗るため、駅へ。
向かうのは、飫肥(おび)駅。
田舎あるあるで、車内は高校生が多かった。
今日の宿は「ホステル マリカ」
名前が気になるが、城下町にあり立地は最高。
宿のおばちゃんは、昔観光バスの添乗員だったらしい。
1人旅で全国制覇しようとしてる事を伝えると、
「すごい!若いっていいわぁ!」
と3回くらい言われた。応援してると言われ、宮崎茶もくれた。ありがとう。
この日は仕事明けだったため、宿にチェックインしてすぐ寝るつもりだった。
しかし、日本一周した友達が、宮崎は炭火焼きが有名と言ってたのを思い出し、勇気を振り絞り1人で居酒屋へ。
正直見た目は美味しくなさそうだったが、口に入れるとお肉の旨みが口いっぱいに広がった。
その後会社の同期と通話しながら寝落ち。
・・・
2日目 鵜戸神宮
2日目、飫肥城をさらっと回ったあと、電車に乗って「油津駅」へ。
駅近くのホテルで宮崎名物、チキン南蛮を食べたら、観光センターでレンタサイクルを借り、「あいつ」に会いに行く。
9月とはいえ、風は秋を感じさせる涼しいもので、上り坂で少し汗ばんだ体を、下り坂で冷やしてくれる。気持ちいい。
3kmくらい漕ぐと、日南海岸沿いの道へ。自転車で通る人がいることが想定されてないが、交通量を気にせず快適に走れる。
エメラルドグリーンの海が綺麗で、全く飽きない。
30分ちょいで、鵜戸(うど)神宮に到着。
由来は不明らしく、海に面した旧官幣大社である。
うど、は空(うつ)、洞(うろ)に因んでいるらしい。というのも、
洞窟の中に本殿があるのだ。そして、この写真の向かい側には
ナウシカの王蟲のような岩が。
これは、特殊な条件が揃った時に出来る、コンクリーションというものらしい。
そろそろ出ようと駐輪場に戻ると、自転車の後ろのカゴに「日本一周中」の紙を貼った人が入れ替わり来たところだった。
話しかけるタイミングは無かったが、
「いいなぁ」
と思いながら、最後の目的地へ。
着いた。数少ない知ってる宮崎の観光地、サンメッセ日南。
正直、モアイ以外特に無かった。
でも、宮崎県は太平洋に面していて、海を渡ればチリの本物のモアイがいることがなんか不思議で、世界が狭いのか広いのか分からんなぁと思いながら、来た道を戻り、油津駅へ。
宮崎駅へ戻り、ビジネスホテルで就寝。
・・・
3日目 宮崎臨海公園
最終日。ノープラン旅行ではあったが、どうしても宮崎で朝日が見たかった。
ここ数日天気予報と睨めっこして、今日を選び、海岸へ向かう。
宮崎臨海公園に到着。釣り人に紛れ、日の出までぼーっとする。
疲れが溜まってたのか、宿に帰って3時間寝る。
11時にチェックアウト。15時の飛行機だから、昼ご飯を食べて帰ろう。
宮崎駅前の商店街へ。お腹が空いてたので、東国原知事お勧めの宮崎牛を食べることに。
11:30「牛かつ なかざき」に入店。
レアで出されるが、写真の奥に見えてるミニ鉄板で、自分好みに焼けるらしい。
美味しかった!
最後にマンゴージュースでも飲んで帰ろうと思い、商店街をぶらぶら。果物屋を発見。
果物屋さんのジュースなら間違いないと思い、入店。すると、マンゴーを頼む顔がバレバレだったのか、
「ごめんなさいね、マンゴー無いんですよ」
と言われる。
しかし果物はないが、ジュース用なら旬の時期のマンゴーを冷凍して、味が少し落ちてるものなら出せるそうなので、それを注文。
店員さんによると、旬は4月から始まり、7月がピークらしい。
また宮崎に来る理由ができた。
良い時間になったので、空港へ。
宮崎は広かった。また来よう。
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