花火とお盆 サンドブラスト ルックバック劇場版
皆様お盆休みはいかがお過ごしでしたでしょうか。
敦賀では6年ぶりに花火大会が開催されました。同日関東に台風が接近したため東海道新幹線が全線運休に。北陸新幹線経由に切り替えた乗客と花火客で敦賀駅は凄い込み具合だとニュースでやっておりました。
個人的には仕事も始まりその日からはむしろ日常に戻って、花火など異国の出来事かのように過ごしておりました。おそらく最後に生で見たのは20年くらい前ではないでしょうか。
敦賀の花火ではたくさんのとうろうが海に流されます。これは死者を弔う意味があり、特にその年に身内がなくなったときなどは流す風習があります。
私は宗教観念は薄いので作法などは決まり事としてしか考えていませんでした。「故人のご冥福をお祈りします」という言葉は宗教、宗派によってはNGだということを50年近く生きてきて、最近参列した法事で初めて知りました。分かりやすくいえば安らかな死を願う気持ちを表す意味ですが、浄土真宗やキリスト教、神道などでは不適切になります。
これらの宗教はいずれも死とは神や仏となり、生前の行いに関係なく無条件の救済得られた状態を意味します。既に仏となることが決まった人の死後の心配は無用ということです。悪くとられると「これから冥土をさまよえ」という意味になるので注意が必要です。どの宗派か分からない場合に気持ちを伝える場合は故人への祈りではなく、自身の感謝や悔やまれる気持ち、親族へのいたわりなどを伝えることが無難です。
そんな住職の話や、終戦記念日の特集の特攻兵の話、そして先日読んだ黒牢城では戦国時代の宗教による死生観など考えさせられる夏でした。
先日オリンピック選手の特攻平和館発言の話題もありました。彼女の気持ちを歪曲する人々がいます。特攻の美化や尊い犠牲のおかげという決まり文句で考えを停止することがなにより罪だと思います。
命より上の価値観が出来上がってしまう時代背景やプロセスを考えず発言する無責任。今の日本の平和は戦国武将や特攻兵の思考にならないために過去を学んで得られています。
世界では政治や宗教対立により今まさに命が軽んじられている場所があることを忘れず、そして考えなくてはならないのだろうと思います。
話は変わって商品紹介です。今回も専門業者様が使う機械・・・と言いますか危険をともないますのでご使用経験のある専門業者様だけに貸し出している機械になります。
サンドブラストという機械ですがこれはコンプレッサーを動力にして砂を吹き付けるものです。主には塗装前の下地を塗料が着きやすくするために、わざと表面を粗くします。そのためにさまざまな形状の砂を強力に放ちますので防備必須の作業になります。
砂の形状により用途もさまざまございます。塗膜除去やクリーニング、表面を磨くなどの仕上げにも用いられます。皆様お気軽にレンタルしてくださいとは言えない商品ですが特に塗装業者様、現場が重なり機器が足りないとか大きな現場仕事が入ったなどございましたら、ご依頼をお待ち致しております。
法事の住職の説法の豆知識的なネタとしてもう1つ聞いた話が、お盆の正式名称。それは盂蘭盆(うらぼん)といい、さらにその語源はサンスクリット語のウランバーナになります。意味は逆さ吊りの苦しみ。餓鬼道に落ちた逆さ吊りの母親を救おうとしたお釈迦様の弟子の話が由来らしいです。
そういえば今年の夏は1頭のイルカが若狭湾で海水浴客を襲いまくっています。今回の花火にビックリしてどこかに行ってくれるといいのですが、そろそろ海水浴シーズンも終わりですね。バンキシャでも今村翔吾氏が話題にしてました。イルカが記された日本の最古の文献は古事記で、敦賀の気比神宮より傷ついたイルカが献上されたとのこと。驚きの知識とタイムリーさ。
先日の8/18の日曜日は嫁と娘をサンドーム福井のミスチルのライブに送り届け、私はその足で福井市まで一人でルックバック劇場版を観てきました。
福井県ではその映画館しか上映されておらずしかも夜のみ。滋賀、岐阜での上映館よりは近かったのですがタイトスケジュールの中行ってきました。
原作は読んでいたのと、大きな改編はなかったので正直全体的な感動は少なかったです。でも漫画では簡略化されていた部分の表現が個人的に刺さりました。
ネタバレせず観た人だけ分かる部分としては、藤野が京本に初めて会ったあとに飛び跳ねて帰るところです。漫画では3コマだけなのですが、京本の家から喜びを噛みしめ、スーパーマリオのように飛び跳ね、雨に濡れたまま自室の机まで向かうシーンはとても感動的な場面でした。
いろんな意味で小中学生のときに観たかったなと思いました。
後半はショッキングな部分もありますが10代までのお子さんがいる親は子供に観せて損はないと思います。自分の好きなことや得意なことを貫く強さと大変さを感じ、今後の人生に影響を与える力を持っている作品だと思います。