PS5 Proが約12万円だってさ(エッセイ)
9月11日の深夜に発表があったそうで(僕は寝ていた)朝ネットニュースで知った。
PS5 Pro発売!12万円!
「わ〜12万円かぁ高いなぁ」
それが感想である。
これまでゲーム機というものは値下がりしていくものだという認識があった。もちろん上位互換に当たるProなのだから値段は上がることは了承していただろうがここまで上がるとは・・・ちなみに現行のPS5デジタルエディションが7万2980円。
倍まではいかなくとも5万円近くの値上げ。
『x』を覗くとやはり『高い』の文字が散見。
「確かになぁ」と思う反面で『衝撃!』とはならなかった。
なぜならば僕は写真が好きでカメラの動向を毎日気にしている。
カメラはソニーを使っている。
ソニーに限らずだがカメラメーカー各社ほぼほぼ毎年値上げをしている。この間もソニーのカメラは10%程度値段が上がった。ソニーのフルサイズミラーレスカメラのスタンダード機『α7Ⅳ』は発売当初33万円前後だったのが今や38万円前後になっている。約3年で5万円ほどの値上げだ。
全く勘弁してほしい。そもそも33万円でも高いのだ。勘弁してほしい。本当に勘弁してほしい。
その僕の思いがゲームユーザーが味わっている気持ちなのだろう。だからわかる。
さて12万円のゲーム機なのだが、なぜそんなに?と考える。「世界情勢の不安定さで部材の調達が厳しい」というのもあるかもしれない。円安の影響もあるのだろう。でも所得が高ければ「高いけどなんとか買える」といういう気持ちになるだろう。
そんなことを考えていたら日本とアメリカの所得の差について気になったのでちょっと調べてみた。
アメリカの年収中央値が 約48,679ドル 円換算で約692万円 12で割って月収約57万円
日本の年収中央値が 約405万円 ドル換算で約28,489ドル 12で割って月収約33万円
こんなにも違いがある。約半分ほど年収中央値に差がある。
低所得者層の違いも見たい。(アメリカの低所得者層の平均はわからなかったが『貧困水準』というものがあった)
アメリカの貧困水準が 年収26,500ドル以下 月収2,208ドル以下 円換算約377万円 12で割って月収約31万円
日本の低所得者層の平均年収が約300万円以下 月収約25万円
調べて嫌になってきた・・・
もちろん平均であるし水準なので上下の幅は広いと思うがそれでも日本とアメリカでこの差。アメリカの貧困水準は日本の年収中央値と2万円しか違わない。
PS5 Pro が日本円で約12万円。アメリカ価格で約700ドル。
うん、月57万円もらえるのが中央値と言われる国にとっては12万円のゲーム機は許容範囲なのだろう。
うん、月33万円が中央値の国にとっては12万円のゲーム機は大変な価格なのだろう。
細かいことを言ったらキリが無くなるだろうしあくまでも数字は指標だと思うがいかにソニーという会社が世界の市場で活躍している企業なのかわかる。
ソニーが日本を見捨てたわけではなく、日本が追いついていないということが今回の『PS5 Pro 12万円』でわかったことだった。
残念・・・
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