「平和の種が育つ教室」心に浮かんできた言葉(033)
こんにちは「てると大吉」です。秋を探してこんな写真を撮ってみました。少し色づきはじめたドングリの実が風に揺れてます。
ご縁をいただき、ある小学校の教室を訪ねました。そこで知人の国際NGOの企画による国際平和交流の授業を参観しました。
日本にやって来たのは南アジアの国の小学生と先生。六年生の教室での交流授業。タブレットを使ってお互い質問し、説明してあっています。ワイワイと話し合い、拍手も起きて、笑顔がいっぱい。教育現場の変化はなるほどです。ニュースなどでみるように、電子黒板、タブレットなどがあたりまえに活用されていました。
なぜだか僕は、もし自分が生徒だったら、教員だったら、運営の方だったらと、いろいろな立場からこの教室をみていました。
子どもたちは交流学習を通して、この立場をかえて「もし~だったら、どう思うだろう」という経験をしている。多様性を自分事とする、この経験は貴重です。
立場をかえて想像してみることは、未来の扉を開くことにつながるのでは・・・。僕はそこに「平和の種」をみつけました。
教室の前方には「平和」という言葉が、それぞれの言語で複数掲示されています。子どもたちにとってこの時間が、争いのない世界の主人公となるための一歩となることを願います。その現場を目の前にできたことに感謝です。
誰もの心のなかに平和を願う気持ちがあるならば、平和な未来を想像し現実とつなげる場がほしい・・・。僕などは日々暮らすことにかまけて、その気持ちを忘れてしまっているから・・・。この交流学習を企画された関係者のみなさまは、このことをよく分かっておられるのですね。すばらしいことだと思います。
カルチャーギャップや価値観の違いを感じ、そのうえでコミュニケーションを取ろうとするとき、相手の立場に立ってみること、その想像力の大切さを改めて感じ、考えることのできた貴重な時間でした。
所用で下校時間の少し前に学校を出ると、周辺には見守りのボランティアの方が何人も立っておられます。「#未来のためにできること」は、いろいろなところでちゃんとなされているのだなぁと嬉しくなり、小雨のなかを軽い足取りで帰途につきました。
今週も読んでいただきありがとうございます。日々の暮らしにまぎれて、忘れているものを探してみようかなと思います。どうぞ良い一週間をお過ごしください。 ー2024.10.28ー