私とドラえもんとトラウマ回
私には2歳上の姉がいる。
小さな頃からどこに行くにも一緒で私の子供時代の相棒だ。
二人で物心つく前から遊ぶと言えば、母が録画していたビデオをひたすら見る事だった。
たくさん録画された中でも夢中になったのはドラえもんだった。
あの頃のドラえもんは大晦日になると3時間超え、夏はお盆前後にスペシャル番組をしていた。
他にもソーラーカーになってみたり気球になってみたり(知ってる人は同世代)時代を先取りしていた。
とにかくドラえもんは今以上に色んな企画をするバケモンアニメだった。
そんな日本国民、知らない人はほとんどいない国民的アニメの幼少期のトラウマ回がある。
映画になるとホラー要素が多くなるのは知ってる人も多いと思うが通常回でも、たまにヤバイヤツがあるのだ。
風船手紙コントローラー、という回なのだが昔手紙を風船につけて飛ばした相手と文通するというのが流行ってた?時代がありそれをドラえもんの道具にしてどこかの誰かと交流をしたい!
というかわいいのびちゃんの要望だったはずなのに届いたのは謎の宇宙人…。
最終的に怯えた二人と、赤い風船のアップで終わる。
というのが幼少期の記憶。
たぶんこんな感じ。
いつもはのびちゃんの「ドラえもーん!」で終わるのにこの回と来たら…。
キッズの心に謎の恐怖心を植え付けて終わり未だに覚えてるくらいの傷をつけたのだ。
でも大人になって思う。
え、ドラちゃんものびちゃんも宇宙人の友達めちゃ多いやん?
劇場版で出会う人、未来人か宇宙人の二択やん…。
なんであの回だけあの二人ビビってたの?
見た目なんか?おん?
とちょっと意地悪な気持ちで思い返してしまう。
ちなみにキッズ時代に風船に手紙をつけた事も、瓶に手紙をいれて流した事もあるが誰からも返事はない。
宇宙人に届かなくて本当によかった。
ドラえもん、通常回で「アドベン茶」という回も大人になってからよく考えるとヤバいのでオススメ。
飲むと非日常をすごせるというお茶を
のびパパが飲むのだが、普通の30代後半〜40代にはハードなスリルが巻き起こる。
サスケ目指す人じゃないとしんどいて。
未来デパートの開発企画部のぶっ飛び具合に称賛を送りたい。
今、放送されているドラえもんも過去オマージュ回も多く面白いのだが私の記憶に深く刻まれた80年代後半から90年前半のドラはかなり攻めてて面白かった気がする。
ドラマニアではない方にもぜひ見ていただきたいドラえもんだ。
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