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統計の一歩目に読んでみたオススメの一冊
今回は読書記録です。
読んだ本はこちらです。
統計学入門
小島寛之 著
ダイヤモンド社
学びたいと思っていた統計学の1冊目です。
実はこの本、過去に読んだことがあるんです。
ずっと前に購入してて、途中まで読んでいたんです。
(何年前か忘れました)
ただ、その時は後半は全く分からず。
平均、標準偏差、分散…。
この辺りで終了してました。
それから時を経て、「統計を学ぶならまずはこれを読み直して理解しよう」と思い、きちんと読み直すことにしました。
そもそもなぜこの本にしたかというと、「ガチな統計を学びたいわけじゃないから」です。
いきなり「○○分析」「○○検定」と言われても初学者は絶対に「?」となります。
なので、初学者にとって話の飛躍が少なそうなものを考えるとこれになりました。
あと、個人的な嗜好性ですが、「マンガで学ぶ~」みたいなものはあまり好きじゃないので、マンガが含まれないものを選びました。
(数年前の記憶です。)
そして、この本の注目点ですが、ムズカシイ計算を使った説明がかなり少ないです。
自分が受験生だった頃、幸い数学が苦手ではなく得意な方でした。
それでも文系のコースだったので数Ⅱ・数Bまでしか学んでないですし、大学を卒業してからは簡単な四則演算ぐらいしか触れていません。
その状態で統計で使用される難しい計算式を読むのはハードルが高いと言わざるを得ません。
この本を読んでみると、確率の計算式ぐらいの計算レベルまででまとめてくれているので、一歩一歩理解しながら進めていけました。
数字アレルギーぐらいの方じゃなければ一歩目としてすごく良いんじゃないかと思っています。
仕事・日常への反映について
できそうなこと
◎統計的な記述を読み取ること
一般社会では、統計を使って分析されていることがたくさんあります。
・テストの偏差値
・株のリスク
・視聴率
・選挙の窓口調査
新NISAが今年から始まるのに合わせ、去年からNISAについて解説する方の動画もたくさんありました。
その中で「シャープレシオ」というワードを聞いた人もいるのではないでしょうか。
投資信託の運用実績を測る数値の一つです。
これを求めるための計算式を見ると、標準偏差が使われてるんですよね。
という具合です。
知らないと生きていけないかというと、そんなことは全くないです。
四則演算に比べると遥かに重要性は低いでしょう。
でも知っておくと自分の判断に役立つ。
そういうものだと思います。
どうすれば良いのかというハウツーの部分“だけ”を見ていると、数字を見せる相手に乗せられてしまうけど、統計的な知識を持って「なぜそうなるのか」を理解しておくことで自力で判断ができるようになる。
こういうことが統計を知るメリットかな、と感じています。
そして、
統計が用いられてることを理解することによって、100%でないことを理解できる
この理解を持っていることが地味に大事かも、と思いました。
まだ分からないこと
◎自分が分析側に立つこと
一方、自分が分析する側としてどう活かしていくかはまだ見えていないです。
「世の中、正規分布に基づいたものってどれだけあるんだろう?」というのが今の思いです。
実の仕事で求められるものって深いものでなかったりします。
もっと表面的に分かるものです。
例えば採用で言うと、
「説明会からの移行率が悪いね」とか、
「採用したい人数に対して面接してる数が少ないね」とか。
その場の数字で分かるものが主だったりします。
問題を解くみたいなものなら考えられても、
自分でデータ分析をするにはまだまだ足りないな、と思っています。
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統計についてはもう少し学んでみたいので、もう一冊ぐらい買ってみようかなと思います。
次は計算式があるものにチャレンジしようかな。
今回の読書記録でした。
お読みいただきありがとうございます!