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現代文の教科書を読み直す part1

はじめに

先日部屋を整理する機会があり、本棚に突っ込まれた教科書やらノートやらを仕分けしていると面白そうなものが発掘された。

それは、高校の時に使っていた現代文の教科書である。

理系だったこともあり、入試が近づく頃の現文は、ほぼ内職をしていたので授業で何を習ったか正直覚えていない。
ということで、教科書を読み返してみていこうと思う。成長した今なら新しい発見があるかもしれない!
(一章、二章に分かれていてかなりの分量があったのでここでは一章の内容について書いています)


教材としては第一学習社 改訂版高等学校 現代文

開いてみると
(「こころ」参考図)なるものが飛び出してきた。東京の地図とともにモデルとなった場所の写真が載っていて、聖地巡礼MAPさながらであった。
当時は読み飛ばしていただろうが、小説の舞台の写真があるとイメージしやすく没入感が増すし、背景を知りたい人にはうれしい仕様となっている。

のっけから感心してしまったが、ちゃんと読めば面白いのでは?

目次(一章)
目次を見ると、評論、小説、詩や短歌、俳句などのコーナーがある。

評論

考える楽しみ      西 研
手の変幻        清岡 卓行

日本人の「顔」     中西 雅之
知る―‐和語の文化誌   古橋 信孝

道具と進化       河合 雅雄
この村が日本で一番   内山 節

衣服という社会     北山 晴一
「私」を置き去りにする体 黒崎 政男

妖怪と現代文化     小松 和彦
想像としての現実    若林 幹夫

小説
山月記         中島 敦
タオル         重松 清
夏の花         原  民喜
こころ         夏目 漱石

久しぶりに読み返してみて

当時は気にしなかったが、小説は有名作品が多くさすが国語のだなというラインナップ。夏目漱石の「こころ」なんかは読んでみて教材に向いているというか文学の入口として最適に思える。
あと、個人的には重松清が入っているのも嬉しい。(最近ハマっているので)

評論文は読む機会がなかったため、読み直すと楽しい。考える材料がある今の方が学生時代よりも興味深かった。
なんでも評論は新書で探せば読めるみたいです。そのジャンルはノータッチだったから今後読んでみたい。

ということで、当時の事を思い出したり、興味の幅が広がったり、なかなか面白い試みでした。たまには昔を振り返ることも悪くない。そう思えた。
(次回はpart2として二章の内容を読んでいきます。良ければ読んでください!)

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