
通勤電車で瞑想する
08

満員電車をぶっ壊す!!
学校を出てからかれこれもう20年以上もまともにTVを見ていない。
これは景山民夫さんのご著書「極楽TV」に寄るところが大きい。
この本の中で放送作家である影山さんは、「テレビとの正しい付き合い方はいかに電源を入れないか。それに尽きる」と書かれていて、それは「生放送ですら登場人物が脚本通りに演じている<死放送>であり、それは大概は視聴者を蔑ろにするような脚本なのだ」と言うのである。
しかしTVには中毒性がある。
実際15歳から22歳までのわたしはTVづけだった。
特に一人暮らしを始めた18からは部屋に帰ればTVを点ける習慣が身についてしまった。
それだから次の引っ越しの機会にはTVを持たなかった。
そしてTVを卒業した。
しかし今度はすっかりラジオにのめり込んだのだが、、。
ともかくそれ以来もう長いことTVとは縁がない。
だからNHKが「ぶっこわされる」ような、どんな酷い放送をしているのか知らないし、実際にNHKがぶっ壊されたのかされてないのか、TVで確認できないし、したいとも思わない。
それにしても日本の選挙は公正に行われているのだろうか。
選挙を行う、そもそもその下地が出鱈目だとわたしは思っている。
選挙だと言ってもその地域で出てくるのは大概おなじみの人だし、
そもそも<なんとか大臣>だとかそれこそ<総理大臣>だとかの個人が
実際に国民に熱望されて選ばれた試しなど無い。
2024年現在の東京の知事は「小池百合子」さんだ。
経歴に不備があったとかで、選挙期間に取り沙汰されていた。
しかし当選。
わたしは「田母神俊雄」さんを応援しているのだが。
その小池さんは「満員電車をなくす」と公約。
しかもそれは4年以上前の公約だ。
それが守られていないのにまた当選。
約束違反でも当選。
そして2024年現在わたしは毎日のように満員電車で通勤。
人々がコロナウイルスでバタバタ倒れている最中にも電車通勤。
毎日大勢のマスクメンをみつつ、これはなにか変だぞと思いました。
わたしはいま毎日の満員電車に揺られながら、一体全体この時間をどうしたものだろうか、とそれを電車の中で大勢の仲間達と押し合いへし合いしながら考えております。
以前は本を読んだりもしていました。
もちろん今流行の<PCに近い汎用性をもつ携帯端末(電話も可能で、わたしが所持しているものはアップル社のiPhoneと言う機械)>を弄り回していたこともありました。
しかし今流行りの<PCに近い汎用性をもつ携帯端末>を扱うと実は必然的に肘が上がって横の人をど突いてしまうのどす。
だから満員電車の中で皆で今流行りの<PCに近い汎用性をもつ携帯端末>を扱うと満員電車の中で皆でど突合ってしまうのどす。
これでは朝から満員電車の中で老若男女入り乱れての血みどろの乱闘であります。これはマスクをしていてもなかなか防げるものではありません。
大勢の人々が行き交う駅のホームでは「<PCに近い汎用性をもつ携帯端末>を弄りながら歩くのは大変危険です」と繰り返しアナウンスしています。
しかし<PCに近い汎用性をもつ携帯端末>を操作している多くの人はイヤホンをしているのでその貴重なアナウンスが聞こえていませんでした。
でもわたしはイヤホンをしないので繰り返しその貴重なアナウンスが聞こえています。有り難いことです。
そしていま大勢の通勤客が押し合いへし合いする満員電車の車両には実にたくさんのTVモニターが設置されています。これはとても嬉しい驚きです。
そのTVではわたしの知らない有名な女優や俳優がなにやらどこかの名店に繰り出して名物の何かを口に運び良く咀嚼して巧みに嚥下します。そしてその美味しさを見事に顔で表現してくれます。これは実に有り難いことです。
実際、本も読まず、<PCに近い汎用性をもつ携帯端末>も扱わず、TVも見過ぎたわたしは今、瞑想を始めました。吊革につかまり少し瞼を閉じた半眼の状態でゆったりと呼吸を繰り返し、地球がまだ衛星である<お月さま>を持たなかった頃の太古の昔を思い、そしてまたこの満員電車に乗り合わせる仲間たちが皆わたしと同じようにおでこに「ただ今瞑想中です」の御札を貼っている、そんな近い未来を思っているのです。
そして近い将来「満員電車をぶっ壊す!」
これを呼び声にしたそんな政党が現れる。
瞑想の果てにそんな未来を確信しています。