桃太郎は何故桃なのか?
桃…、美味しいけどもイメージは柔らかくて傷みやすい。
中国、女性、お尻なイメージが浮かぶ。
少なくともマヨで洗顔の薄い脳のニューロンがシナプスるのはそんなモンだ。
パイナップル太郎とかドリアン太郎のが強そうだしドリアン太郎は恐らく臭い。
何か弱そうなのだ。
ヴォルデモートとか来たら
「マジッ?コイツ鼻ないやん?」って放尿必至だろう。おまけに仲間は犬、猿、雉だ。
ブラックドラゴンや吉田沙保里を仲間にすればいいのに…しかも圧勝という謎仕様。
私はこの物語に裏があると思ったのだ。
桃に仙人パワー的なものがあるのは中国三大か四代奇書の1つ西遊記にある。
孫悟空が長寿の桃を盗み食いするくだりがあったりして古代中華思想には桃は特別な存在なのがわかる。
だが桃太郎は戦闘者である、長寿なんて意味がない。ピスタチオ太郎の方が防御力が高い筈だ。
縁起が良いもので川を流れる縛りかも知れない。
決してフルーツで無くても良いのなら思考の余地がある。
日本で縁起の良いもの…
昆布太郎はどうか?もう序盤で出汁が出きりそうだが。
鯛太郎は瀕死登場になるし、海のものは却下だ。
私の考えた最強の桃太郎を紹介したい。
昔々ある日のこと、おじいさんは山へ芝刈りにおばあさんは川へ洗濯に行きました。
すると川上からお腹の大きな「お母さん」がドンブラコドンブラコと流れて来ました。
おばあさんは昔取った杵柄ですぐさま適切な救急対応を施し意識と呼吸の安定を保ち、安全体位で救急車を待ちました。
救急隊とともに駆けつけた元天才外科医のおじいさんは
「母体の負担を鑑み帝王切開施術を開始する!」
とオペレーションを開始した。
長時間の施術におじいさんの額には汗が光る。
「…ババア!汗!」「あいよっ!」
ムカついたおばあさんはおじいさんの顔面に掌打をかましました。
その時、
「オギャ〜!」
赤ちゃんが男の赤ちゃんが無事に産まれました。
高く掲げられたその子は何故かおじいさんが命名しました。
「…お前はお母さんから産まれたからお母さん太郎だ!」
お母さん太郎はすくすくと育ち3歳の頃には超人102芸をマスターしデラべっぴんを愛読していた。
ペットのケルベロスは炎を吐ける様になり、錠剤(カプセル)も1人で飲める様になった。
その頃から近所の村々を鬼達が荒らす様になっていました。
本拠地は鬼ヶ島という孤島です。
ある日、(5歳w)
「母上!ジジイ!ババア!人々を苦しめる鬼どもをいてコマして来ようと思います。」
「…お母さん太郎、何も可愛いお前がしなくてもどこぞの桃太郎なる人が鬼ヶ島に向かったと聞きますよ、お母さん太郎、愛する息子と離れる何て母には耐えれそうにありません」
母はお母さん太郎を諌めます。
「…しかしまだあの時の治療費貰って無いからな〜」ジジイはお母さん太郎に聞こえる様に言いました。
「後、生活費もねぇ〜」ババアも続きます。
極度のマザコンに育ったお母さん太郎は舌打ちしました。
「お母さんより強い桃何てあるのか?コラッ!喧嘩売ってるなら買ったるわ!ボケッ!ソッコー宝物持ってくるからな!」
お母さん太郎が多少柄悪いのはしょうがないとして鬼ヶ島の制圧は優先事項です。
ケルベロス(ハナちゃん♀)にまたがり鬼ヶ島へ向う。
ババアのきびだんごは断固拒否して母とツーショットの写メを記念に撮った後、道で桃太郎にあったのだ。
「…おいっ!桃のヤツ!何ちんたら歩いとるねん?のけボケナス!」
お母さん太郎の愛読書はデラべっぴんと東京リベンジャーズだった。
「…ちっ!お前がお母さん太郎か?マザコン野郎が!鬼の前に斬り刻まれてもいいのか?」
振り向く桃太郎もピンクのオーラで臨戦態勢だ。
チリチリと空気が捻れる。
2人は感覚でわかっていた。
超常の力は鬼ヶ島からもたらされた鬼のものであると。
そして同じ性質のオーラを纏うお互いを見て理解したのだ。
(自分たちは異母兄弟だと)
兄である桃太郎は己のルーツを鬼に見て惑い、弟のお母さん太郎は母が為に戦いを選んだ。
どっちも答えは鬼ヶ島にあるのだ。
あわす視線を外さず桃太郎は言った。
「武器無しで行くのかよ?」
お母さん太郎は答える。
「我が全身武の骨頂よ!」
ハナちゃん♀「ワン!」
新しい太郎の物語が始まる。
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