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田を返せ!と言うけれど
こんばんは、妖怪大好きマヨで洗顔です。
幼少の頃より水木しげる先生の図鑑や鬼太郎に勤しんでいたので、大体の妖怪は描けたりします。
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コレのお陰で今でも主要な国旗は言える。しかし大事な幼少期にたったいくつかの国名と、多くの妖怪のステータスを覚えたのでした。
勿体ない。
はじめの妖怪は「泥田坊」と言いましてメジャー妖怪です。
彼はせっかく頑張って手に入れた田んぼをぐうたらの息子が手放した為に怒って妖怪化となりました。
夜ごとに怒りを込めて自分の田んぼから
「田を返せ〜!田を返せっ〜!」と叫び続けるのですよ。
(ぐうたらの息子を持ってかわいそう…)とおもいますか?
よく考えて下さい。
田んぼは手放したのです。
つまり泥田坊は息子への訴えをしているつもりで
田んぼを買った人に結果的に嫌がらせをしている事になります。
もしかしたらぐうたら息子を良かれと思って田んぼを買ったかもしれないのにこの仕打ち。
可愛くてちょっと笑ってしまいます。
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♪あずきを洗おか 人取って食おうか♪
夜中の川でショキショキ音と不気味な歌が聞こえたら怖いですよね?
いや?自分でそう歌っていながら既にあずきを洗っているのだ!
2択なのに!
しかも名前があずき洗い、たまに人食ってたらもっと違う名前だっただろう。
おそらく誰も食ってなんかないし、あずきしか洗っていない。
とんだイキりのかまってちゃんだ!
だがそれがイイw
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そう、驚かすだけ。
「う〜」と不気味に唸る訳でもなく、
「わん!」と犬の様に敵意をもって襲いかかるとかしない。
ただ「うわん」と何処か気の抜けるような声をかけるのだ。
みてくれは力士の様な感じとも言えなくはないし、爪は長く攻撃力を感じる。でも全裸だ。
お歯黒を塗っているという事は公家とか貴族、いわば上流階級のはずだし神様の前で歯を見せるのは無礼とかで男も塗る様になったもの。
歯は隠してち◯こは良いのか?なぁ?うわんよ!
ネクタイしてからの全裸と変わらない。
これではうわんが可哀想なので考えた。
昔から日本では左側の人のが偉いとされている。
宴席でも左が上座だし、右大臣と左大臣ならやはり左大臣が偉い。「うわん」が「右腕」のならどうだろうか?
妖怪になる前の彼はあるもっと偉い人の文字通り右腕として活躍していたってのはどうだろうか?
出世には色々あって左腕の立場の者に謀殺されその恨みで叫んでいるのなら?
(俺はあの方の右腕として働いたのだ!)と言っているなら同情できる。
もしくはその逆で自分を殺した(右腕のたちばの者)を探しているとかもアリだ。全裸でも。
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「天井下がり」
インパクト強め!肩関節柔らかいんだね、足の力だけでぶら下がるなんて伊達じゃない。
幼少期にはじめて見たとき思った感想は
(これ二階の婆ちゃんがキン肉ドライバーくらったヤツやん)明らかに頭部にダメージ受けてる表情だしインパクトあるもまったく怖くなかった。
大きくなって何か天井が異世界と考えられていて…的な説明を妖怪本で読んだ。
床下も屋根裏も人間だけのものではなかったと思うと感慨深い。
天井下がりに気づいてしまうと天井に穴を残したまま消えてしまうから、気づかないフリをしなければならないやや面倒いツンデレだ。
そこが可愛い。
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何かあそこの天井シミになってない?って時に納得できる妖怪「天井嘗め」です。
「な〜んだ天井嘗めか、じゃあいいや!」ってなります。
妖怪は大体その行動が名称になる事が多いので、コイツのやる事は天井をペロペロする事。
だから天井嘗めが居る部屋に天井下がりのツンデレ婆が出たら?
やる事は唯一つ!
彼等のディープキスを見ないで寝たフリしながら耐えなければ天井に穴があきますので気をつけてね!
妖怪の話が止まらんのでこれくらいにします。
これらの妖怪は本当に居るってスタンスでいろんな文献に残されています。中国がルーツだったり当時の図鑑的なものにも残されています。
創作もありますが、そういうのも含めて楽しんだのでしょうね。
最後にその中国の辞典?か見聞録かよくわからない「山海經」を触りだけ紹介します。
ファンタジーなどのキャラによく出るので
「四凶」というやつは有名なので省きます。
モンスターの話じゃ無くって山海經には世界地図や其処に住んでる部族なども描かれています。
もうマルコポーロもびっくりの嘘八百ですが。
その中の素敵民族を紹介します。
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偉い人の運び方はコレ!
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嘘に決まっている!と思うけどアレキサンダー大王も会っている。
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結論、中国スゲェ〜w