母親からの小包はなぜこんなにダサいのか
原田ひ香さんの本
母親からの小包にまつわる6話
親が子を思う気持ちと、子が親に対する気持ちは違う
だって、親は子が生まれた時から、ずっと見続けている
母親なんか10ヶ月も自分の体の中で同じ時を過ごし、大変な思いをして産むんだから尚更
親は深い愛情で子を思うけれど、子はそんな愛情を鬱陶しいと思う時があるかもしれない
でも、切っても切れない関係
切ない6つの話だった
私の母親からの小包は、所狭しと色々な物が詰まっていて、家の匂いもして、やはり新聞紙で包まれていたりした
食べ物から出る水分でしんなりなった紙に、見慣れた母親の文字
今は思い出の中だけの小包📦になってしまった
言葉にした何十倍の「ありがとう」が何故言えなかったんだろう
どうしようもない子だった
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