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泣きたくなるような青空とアメリカの61の風景

図書館で「これ!」と思う本が思い浮かばない時は、エッセイや旅行記の棚を右から左、左から右へ行ったり来たりする。

まず著者、タイトル、手に取ったら出だしの文を読み、目次を見る。そして2冊借りる事にした。

吉田修一さんの本は「パークライフ」を読んだのが初めてで20年位前だろうか。場所は日比谷公園でなくてもスタバのカフェモカを真似して飲んだり。

そんな事より「泣きたくなるような青空」って何?

長崎の話や「横道世之介」の話は読みながらにやついた。

「あと何回、満月を見られるだろう?実際には二十回くらいだろう…だが、人はその機会が永遠に訪れると思っている」…「シェルタリング・スカイ」より
とか、「百年後に生きる人から今の自分達がどう見えるか」等読んで本当にそうだなと改めて思った。

そして「アメリカの61の風景」

長田弘さんの本は「一日の終わりの詩集」しか読んだ事がなかった。今読むとしっくりくるのかもしれない。

年をとったせいなのか「アメリカの61の風景」は心が落ち着くし、ワクワクもするし、哀愁も感じる、綺麗な言葉と文が沢山詰まっている。
紹介されている本を読んでみようと思う。
「死体農場」とか検視官シリーズ流行ってたなと懐かしい。
ひとりでアメリカ🇺🇸を車で走るなんて私には恐ろしい事なので、長田さん凄いなって、そこも気になった。

美しい文がぎっしり詰まった本でした。


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