翼をください
原田マハ著「翼をください」読了📖
1939年初めて四大陸と、大西洋、太平洋を飛行した純国産機のニッポン号と女性で初めて大西洋単独横断飛行をしたアメリア イアハートがモデルとなっている話。
アメリア イアハートがモデルのエミリー イーグルウィングを通して原田マハさんが記した言葉は、世界中に影響を与えているロシアのウクライナ侵攻に私の中では直結した。
世界はひとつではない。だからこそ、大事なのは共存すること。
罪のない人々のささやかなしあわせをいつのまにか奪いつくす。戦争とはそういうものだ。
純粋に飛行機を愛する人たち、飛行機を戦争に利用しようとする人たち。そういう事が起こっている事を何も知らない人たち。
いつも少数の人たちによって、多数の人たちが悲しい思いをするんだ。
エミリー イーグルウィングとニッポン号の日本人の話は、史実を元にしているので私にはしっくりこない部分もあったので☆☆☆です。
原田マハさんの小説、私の中では「楽園のカンヴァス」が一番面白い。
この大空に翼を広げ飛んで行きたいよ
悲しみのない自由な空へ翼はためかせ
行きたい
学生運動が盛んに行われていた時代に生まれた歌「翼をください」
人は広い空に自由を感じるんでしょうか。
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