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愛しています25

キャプション:SUGIZO&GACKT


「博は、英人の心を開けるようにって、かなり踏み込んだ思い出話をしてたね。かなり弟想いの兄だね、SUGI?」
「そうだけど、あれだけの過去があって、またヨシキさんのスパルタ教育受けてたら、いくら何でも気も弱くなると思わない?GACKT?」
「だけど結局は、ヨシキさんに対して、思いっきりやり返すっていう行動に移したんだから。やっぱり気は強いよ。」
「難しい年頃なだけに扱いが難しいのは、この2人にとっても同じだってことか・・・」
「え?でもヒロとヒデのスパルタ教育って・・トシさんの託児所に通ってた頃だよね?もっと昔じゃないの?」
「そうそう・・・3歳とか4歳とかその辺から始まっているの・・ピアノは早かったね?あの二人。」
「トシさんの託児所にはちゃんと通ってたんだよね・・それでもさ。」
「保育園となると、”迎えを忘れる人”がいるから、ヒロは嫌がってたね・・・」
「トシさんの託児所、お泊りもできるようにしたのも、ヒロやヒデが保育園脱走を図ったかららしいよ。」
「まだ・・その話は・・・これから出てくるところだろ?どうしてそう、ネタ晴らしするのよ・・・GACKTまでさ・・」
「ごめん・・・つい出来心・・・」

「でもさ?SUGI・・・俺はヒデが、”学校行きたくない”って言ったと思てたんだけど、ヨシキさんが”休め”って言ったんだね。」
「そうそう・・ヨシキさんそれを覚えてなくて、ヒデがそういうからってなってらしいんだけど、トシさんに訊いたら、”一緒に仕事について回るのがやだっ”てって言ったらしい。」
「練習が厳しかったんだろうなぁ・・」
「そうじゃなくて、人に合うのが嫌になって、部屋から出れなくなってしまったんだって。」
「それでも出れるようにしたんだ・・トシさん。」
「そうそう・・あの頃から沈黙それ御活動が始まったんだよね。公にしてないから誰も知らないと思うけど。」
「あ・・そっか・・・俺も忘れてた。」
「懐かしいねぇ。」
「ねぇ~?」

キャプション2:hyde&GACKT

「ヒデちゃんの成長を見守る俺たち。いいよねぇ〜。後輩の育成にも力入るわぁ〜ねぇ?GACKTちゃん」
「気持ち悪い呼び方しない、hyde。でもさぁ、この回を投稿するのやめようかどうしようか、他のあらすじも考えていた作者らしいよ。知ってた?」
「ヒデちゃんの将来と同じように迷ってたわけね。」
「そうそう、でも結局これに決めたんだって。」
「じゃ、次は没になったのを・・・」
「やめなよ。その手抜き作戦。曲を溜めると、前のを引き出してくるってやり方・・・相変わらずだな。一度アレンジ加えてからにしたら?」
「ヨシキさん忘れてるからいつもそのまま受け取ってくれるのよ。」
「よしき以外は気がついてるよ、その手抜き作戦。」
「あとはほら、よしきさんの編曲でね、聞き応えもよくなるし。任せた!!」
「hydeくらいに度胸座ってると、突き進みやすいんだろうね、ヒデも。」
「頑張れヒデ!勝ち進めヒデ!」
「ま、そう言うわけで、ヒデがバンドを始めて、学校行って、一年を過ごして20歳になるまでをザザーっと・・・ほとんど俺たち会話で終わってんだけど、その間にあったことを振り返っているだけの話だね。」

side:Heath

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