はじめまして

 横瀬町地域おこし協力隊の山田ルノと申します。2022年4月に横瀬での活動が始まりました。任務は林業振興。一から学ぶために現在、林業を専門とする秩父広域森林組合(秩父市)という所に籍を置いて修行を積んでいます!

 生まれ育ったのは横瀬と同じ秩父郡の皆野町です。前職は、仙台が拠点の地方新聞社で記者をしていました。東北に暮らすこと5年半。秩父地域も田舎ですが、東北もなかなかに田舎。取材であちこちを回るうちに、山に溶け込んで育った経験が思い出され……かねて興味のあった林業にUターンの形でチャレンジするに至りました。

 林業に惹かれたのは、植栽から利用まで50年かかるというスケール感がかっこいいからです。今立っている木は時代も世代も違う誰かが植えた木で、これから植える木は更に次世代に引き継がれていく、と考えると何だかワクワクしてきます。

 着任してからの約1年半では、森林整備に関するおおよその仕事に携わらせてもらいました。


  • 地ごしらえ(散らかった枝や低木を片付け、苗木の植付けに備える)

  • 防護柵設置(近年被害の著しい鹿の食害を防ぐため、植栽地を囲むようにネットを張り巡らす)

  • 植付け

  • 下刈り(苗木の成長を妨げる雑草や雑木を刈る)

  • 枝打ち(ある程度成長した木にハシゴで登り、一定程度枝を落とす)

  • 間伐(周りから見劣りする木を間引く)


 7月は主に両神で間伐や、群馬県境に近い吉田での植付けを行いました。

切り捨て間伐(材を搬出せず林内に残す間伐方式。切り捨てた材は、残された立木に長期にわたって養分を供給する)をしたスギ林。林内に光が差すようになり、整然と並んだ材に達成感。

 横瀬の面積に占める森林率は県内でも屈指の83%。豊かな資源をどう活かし継承していけるか、模索しながら、まずは林業の仕事現場について発信していければなと思います。よろしくお願いいたします。

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