あなぐま社長

他の社長さんたちとの交流が苦手なあなぐまです。 その分、たくさん勉強して、たくさんアウトプットすることでカバーできたら…

あなぐま社長

他の社長さんたちとの交流が苦手なあなぐまです。 その分、たくさん勉強して、たくさんアウトプットすることでカバーできたら…

最近の記事

「犯罪者を作る」無人販売

①何のための無人販売? 最近動画やニュースなどで無人販売店の防犯カメラの画像が流され、お金を払わず商品を盗む人を追いかけて捕まえるシーンを見ました。 犯人がわざわざお金を入れるふりをしたり、味を占めて何度も盗みに来るようになり、経営者が防犯カメラをチェックして捕まえようと待ち伏せする様子を見て、「これはいったい何をやっているんだろう?」を思いました。 私から見ると盗ませるために無人にして、わざわざ手間をかけて捕まえて犯罪者にしているようにしか見えなかったからです。 ②

    • 「誰でもできる仕事」という考え方

      ①コロナ禍で始まった「エッシェンシャルワーカー」という呼び方 私は「エッセンシャルワーカー」という呼び方が嫌いです。 何か問題(差別?)が起きたら名前を変えて、元の呼び方をしている人たちを非難するようなすり替えが、私にはごまかしにしか感じません。 その人たちは今までも何も変わらず真摯に仕事をしているだけなのに、扱いを悪くしていったのは世の中の人たちだからです。 ただ評価できるのは、「その仕事、そしてその仕事をする人たちがいないと世の中が回らない」ということに気付いた人た

      • 「優秀な社員」ってどんな社員?②

        ①「優秀さ」には結果もプロセスも大事 前の記事では「優秀さ」を結果だけでなく、その方法まで評価しようとしています。 結果が「利益貢献度」であるならば利益が出ていればいいはずですが、私はそう思いません。 なぜなら優れた「結果の出し方」には、他の社員までを良くする可能性と影響力があるからです。 会社の利益というものが、社員全員の人件費を含めた固定費を越えなければ生まれないものである限り、私は誰かが一人で頑張るよりみんなで頑張った方がいいと思っています。 そのためには「優

        • 「優秀な社員」ってどんな社員?①

          ①「官僚」は優秀だけど… ニュースなどでたまに「官邸主導では日本の優秀な官僚・官僚組織の力が発揮できない」という記事が出ます。 私はいつもこの類の話を聞くとモヤモヤが収まりません。 はっきり言うと「官邸」は経営陣、「官僚」は事務系社員で「現場に行くとしても短期間だけで、数年ごとに移動する、何でも知ってるけど専門性はない事務」だと思っています。 私は当たり前のことだと思っていますが、経営陣が主導しない会社・組織などありえないし、事務系社員の組織が経営陣を主導するなんてめ

          自分の心にある「内向き」を「外向き」に変えて、目標を達成する②

          ①「内向き」思考も使いようがある 社員に指導しながら、他の社員も大なり小なり同じような思考のベクトルがあり、それがトラブルやコミュニケーションが上手くいかない原因になっていたのだなと考えましたが、悪いところばかりではないことにも気づけました。 それは「内向き」の範囲によるものです。 私も社長として田舎の小さな会社を守ることに必死ですが、会社と会社に関わる人たちの幸せを増やしたいと願っています。 自分の世界の範囲を限定することで出せる力もあるし、小さなゴールをたくさん作

          自分の心にある「内向き」を「外向き」に変えて、目標を達成する②

          自分の心にある「内向き」を「外向き」に変えて、目標を達成する①

          ①「他責」がスゴい… 後輩に指導をしたい気持ちが強すぎて、指導を失敗した挙句、自分の仕事まで失敗してしまった社員がいます。 自社の育成・指導のレベルの拙さもあり、何をしてあげたらいいのか分からなかったのだろうと、話を聞き、原因を探していきました。 結果として、要領の悪い後輩に対して自分の知っているところ、見せたいところだけを見せ、手伝わせたいところだけを付き合わせるために連れ回し、後輩の時間を大きく浪費していました。 また、その際に「見せたい自分」を演じてしまい、いつ

          自分の心にある「内向き」を「外向き」に変えて、目標を達成する①

          人の能力をパソコンのスペックに置き換えれば、理解しやすく成長しやすい!

          ①能力が高い「はず」なのに、結果が出せない⁉ 私の部下にいい高校・大学を出て、能力が高いのですが、いざ仕事となるとミスが多くトラブルばかり起こしていた社員がいます。 たまに手を抜いてしまうことはありますが、まじめで人懐っこい性格でお客様にも好かれるので期待しているのですが、その頃本人は自分が思うような成績が出せずに悩んでいました。 結果が出せない理由はいくつかあるのですが、自信を失い、自分の能力を否定するようになってしまったので、いろいろやってみてもなかなか解決すること

          人の能力をパソコンのスペックに置き換えれば、理解しやすく成長しやすい!

          「すべて社長の責任」と「お客様は神様」は似ている。

          ①「郵便ポストが赤いのも電信柱が高いのも社長の責任」 これは私が尊敬する伝説のコンサルタント一倉定さんの言葉で、本来は社長自身を戒める素晴らしい言葉です。 孤独で他責になりがちな社長に対して、現実に向き合わせる強烈な言葉でもあります。 私も他責になりがちなので、自責に戻ってくるためにいつもこの言葉をかみしめています。 ②社長としての「他責」と「自責」 別の記事でも書きましたが、私は他責になったり自責になったりしながら思考を深めるべきだと思っています。 その方が客観

          「すべて社長の責任」と「お客様は神様」は似ている。

          お客様は神様?②

          ①「魔法使い」と「モンスターカスタマー」は同じ人 「魔法使い」とは「何とかしろ」「何とかするのがお前の仕事だ」と部下に対して思っている管理職のたとえですが、この「魔法使い」たちが労働者を疲弊させています。 そして実は「モンスターカスタマー」と同じ思考を持っています。 それは「自分がサービスを提供される側だから、相手が言うことを聞いて当然」だという思考で、気付かずに自分のことを「神様」だと思っているということです。 この場合のサービスの提供者は「部下」であり、「現場の人た

          お客様は神様?②

          お客様は神様?①

          ①「日本人は『お客様は神様』だと思ってるから変えないといけない」⁉ 最近「『お客様は神様』と思ってはいけない」という話を多く聞きます。 「日本人は『お客様は神様』だと思っているからサービスしすぎて、現場が疲弊する」「過剰なサービスや品質で提供しすぎて、生産性が悪い」「だから労働者の賃金が安い」という意味で使われることが多いのだと思っています。 でも本当でしょうか? 「現場が疲弊している」のも「過剰なサービス品質」なのも「労働者の賃金が安い」のも分かるのですが、「お客様

          お客様は神様?①

          他責は「途中」で「分析」だから、最後が「自責」になればいい。

          ①聞かれたから答えたのに「それは他責だ」と言われ… ある研修で上手くいかなかった反省をしていると、隣席にいた初対面のコンサルタントから、「上手くいかなかった原因はなんだったんですか?」と聞かれました。 私「○○さんがミスをして焦ってしまい、他の人を巻き込んでトラブルを大きくしてしまったので、次は…」 コンサル「それは他責ですね」 私「今から私が考えた対策を説明するつもりなんですが…」 というやり取りをして、非常に不快になりました。 「なんかおかしくないか?」 前か

          他責は「途中」で「分析」だから、最後が「自責」になればいい。